米国株見通し:戻りは鈍い展開か、経済指標下振れなら調整本格化も
[16/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
『米株式市場』
28日のNY市場は下落。日銀が追加緩和を見送ったこと、1-3月期GDP速報値が予想を下振れたことが嫌気された。ダウ平均は210.79ドル安の17830.76、ナスダックは57.85ポイント安の4805.29となり、NYダウは値固めをみせていた18000ドルを大きく割り込んでいる。
欧州市場は全般売りが先行しているほか、為替市場も不安定な中、前日の下げに対する自律反発はやや期待しづらいところであろう。前日発表の1-3月期GDPが2014年1-3月期以来の低い伸びとなるなか、来週予定されている雇用統計などへの警戒にもつながりそうである。足元で冴えない企業決算が相次いでいることも戻りを鈍くさせそうだ。
なお、経済指標では個人所得(3月)、個人消費支出(3月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(3月)、雇用コスト指数(1-3月)、シカゴ購買部協会景気指数(4月)、ミシガン大学消費者マインド指数確定値(4月)が予定されている。ここでも弱い結果となるようだと、株式市場の調整が本格化してくる可能性も警戒されてくる。
<TY>
28日のNY市場は下落。日銀が追加緩和を見送ったこと、1-3月期GDP速報値が予想を下振れたことが嫌気された。ダウ平均は210.79ドル安の17830.76、ナスダックは57.85ポイント安の4805.29となり、NYダウは値固めをみせていた18000ドルを大きく割り込んでいる。
欧州市場は全般売りが先行しているほか、為替市場も不安定な中、前日の下げに対する自律反発はやや期待しづらいところであろう。前日発表の1-3月期GDPが2014年1-3月期以来の低い伸びとなるなか、来週予定されている雇用統計などへの警戒にもつながりそうである。足元で冴えない企業決算が相次いでいることも戻りを鈍くさせそうだ。
なお、経済指標では個人所得(3月)、個人消費支出(3月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(3月)、雇用コスト指数(1-3月)、シカゴ購買部協会景気指数(4月)、ミシガン大学消費者マインド指数確定値(4月)が予定されている。ここでも弱い結果となるようだと、株式市場の調整が本格化してくる可能性も警戒されてくる。
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