今週の【JASDAQ市場】6月20〜24日『英国の国民投票を受けて今年2番目の下落幅に』
[16/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【投資家心理が持ち直し材料株の買い直しやテーマ株物色も】20日(月)
■概況■2449.49、+34.24
20日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均とJASDAQ-TOP20が続伸、J-Stock Indexが反発となった。値上がり:485銘柄、値下がり:128銘柄、変わらず:56銘柄。JASDAQ平均は買い先行でスタート後も上げ幅を拡大する展開となった。英国の欧州連合(EU)離脱に対する懸念が和らぎ、日経平均が大幅続伸したことで投資家心理が持ち直した。材料株の買い直しに加え、テーマ株物色の動きも見られた。
◆注目銘柄◆
売買代金上位でデジタルポスト関連のソフトフロント<2321>、有機EL関連の平田機工<6258>、VR(仮想現実)関連のテイツー<7610>などが10%超の大幅上昇となった。有機EL関連は韓国サムスン電子の生産増強との報道が材料視された。ブロードメディ<4347>は人気ゲームタイトルのApple TV向け配信開始で後場急伸。中国企業による出資が期待材料のアスコット<3264>は強いリバウンドでストップ高となった。その他、日本ラッド<4736>、BBタワー<3776>、マクドナルド<2702>などが上昇した。一方、売買代金上位では昭和真空<6384>やテクノホライゾ<6629>が小幅安。また、エイシアンスタ<8946>、T&CMS<3832>、サンオータス<7623>などが下落率上位だった。
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【地合いの落ち着きを映して続伸】21日(火)
■概況■2460.06、+10.57
21日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均とJASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに続伸となった。値上がり:357銘柄、値下がり:224銘柄、変わらず:79銘柄。JASDAQ平均はもみ合いスタート後に堅調推移、引けにかけても上げ幅を広げた。日経平均が切り返しを見せるなど、地合いの落ち着きを映して買い安心感が強まる展開に。マザーズ指数も順調に上昇と、個人投資家のマインド改善の方向性も強まる。
◆注目銘柄◆
東洋合成<4970>や倉元<5216>が有機EL関連として循環物色される。ハビックス<3895>は大幅増益見通しが期待材料視され、DAC<4281>は旅行業界のマーケティング事業を展開する米ADARAとの提携が好感される。新日建物<8893>、トレイダーズ<8704>なども強い動き。半面、ソフトフロント<2321>が急反落、アスコット<3264>、ブロードメディ<4347>なども利食い売りに押される。昭和真空<6384>も軟調。JASDAQ-TOP20では、田中化研<4080>、ユビキタス<3858>、ハーモニック<6324>などが買い優勢。一方、フェローテック<6890>、メイコー<6787>がさえない。
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【地合い軟化でほぼ安値引けへ】22日(水)
■概況■2438.41、-21.65
22日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均とJASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに反落となった。値上がり:165銘柄、値下がり:397銘柄、変わらず:79銘柄。JASDAQ平均はもみ合いスタート後に下げ幅を広げる動きとなった。引けにかけても一段安でほぼ安値引けに。日経平均が戻り売りに押される中、新興市場銘柄からも資金流出の流れが強まった。
◆注目銘柄◆
ソフトフロント<2321>、fonfun<2323>などが急伸。クロスキャット<2307>も調整一巡感から押し目買いの動き。東洋合成<4970>も続伸。半面、業績観測報道が嫌気されてUSEN<4842>が急落。ハビックス<3895>、新日建物<8893>、トレイダーズ<8704>などは大幅反落で、アスコット<3264>は続落。JASDAQ-TOP20では、メッセージ<2400>、ハーモニック<6324>などが堅調。一方、インフォコム<4348>、フェローテック<6890>、ザイン<6769>などがさえない。
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【後場に入って切り返す展開に】23日(木)
■概況■2438.63、+0.22
23日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに反発となった。値上がり数は268、値下がり数は289、変わらずは78。JASDAQ平均は安寄り後もみ合っていたが、後場中頃からはマザーズ指数とともに下げ渋り、終盤にかけてプラスに転じた。英国の国民投票を控えて個人投資家の売買も買い手控えの流れが先行したが、後場に入って自動運転関連の一角などに買いが集まった。
◆注目銘柄◆
FVC<8462>、アイサンテクノ<4667>など自動運転関連が上昇。ソフトフロント<2321>は連日の急伸で、アクサスホールディン<3536>も急動意。オールアバウト<2454>は中国の総合旅行サイトに公式チャンネル開設で買われる。トレイダーズ<8704>なども人気。半面、クロスキャット<2307>は急反落で、東洋合成<4970>にも利食い売りが集まる。昭和真空<6384>にも利食い売りが継続。JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、ザイン<6769>などが強い動き。一方、マクドナルド<2702>、ハーモニック<6324>などがさえない。
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【英国の国民投票を受けて今年2番目の下落幅に】24日(金)
■概況■2338.96、-99.67
24日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexともに大幅反落となった。値上がり数は34、値下がり数は624、変わらずは14。JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩み、前場中頃からはマイナス圏に転じる。英国のEU離脱観測の高まりを受けて、後場寄りからは急速に下げ幅を広げた。下げ幅の大きさは今年2番目の水準に。先行き不透明感の強まりから、持ち株を整理する動きが優勢になった。
◆注目銘柄◆
ソフトフロント<2321>が連日の急伸。石井工研<6314>はドローン関連として買い優勢、テイン<7217>は業績面での買い安心感が支えに。半面、前日に大幅高のFVC<8462>が大幅反落。アクサスホールディン<3536>、トレイダーズ<8704>なども急反落へ。東洋合成<4970>も連日できつい下げ。日本精密<7771>、アクモス<6888>も軟調。JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>のみがプラスサイド。一方、ザイン<6769>、田中化研<4080>、ベクター<2656>、ユビキタス<3858>などが10%以上の急落に。
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