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「ポケモノミクス」相場は継続【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
19日の日経平均が6営業日続伸。225.46円高の16723.31円(出来高概算20億1000万株)で取引を終えた。18日の米国市場はNYダウが小幅ながら7営業日続伸だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の16610円となり、まずはこれにさや寄せする格好。週末に発生したトルコのクーデターは未遂に終わり、過度な警戒感は後退している。

ただ、先週の大幅な上昇に対する利益確定の売りも出やすく、16600円に乗せた日経平均は、しばらくはこう着感の強い相場展開が続いた。しかし、後場半ば辺りから再び買いの動きが強まると、じりじりと上げ幅を拡大させており、大引けにかけて16700円台に乗せてきている。

セクターでは任天堂<7974>のインパクトを受けて、その他製品の上昇率が7%を超えている。その他、海運、パルプ紙、ガラス土石、医薬品、金属製品、水産農林が強い。一方で、ソフトバンクグ<9984>が10%超の下げとなり、情報通信が下落率トップだったほか、その他金融が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が7割を占めていた。

物色は任天堂が売買代金トップとなるなど、ポケモンGOを背景とした「ポケモノミクス」相場は継続。さらに関連物色に広がりがみられてきており、ポケモンGOにとどまらず、ポケモン関連製品等を手掛けている企業への物色へ裾野が広がっている。東証マザーズ指数先物がスタートしたが、売り先行後は大引けにかけてややショートカバーの動きが見られている。

日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れている16600-16800円処を捉えてきている。強弱感が対立しやすい水準であろうが、この水準を突破してくるようなら、早い段階で17000円レベルを回復しよう。一目均衡表では雲を上放れてきており、シグナルは好転してきている。



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