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ソフトバンクグ以上に任天堂のストップ安が心理的な重石【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
25日の日経平均は小幅に続落。6.96円安の16620.29円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。22日の米国市場の上昇のほか、為替市場では1ドル106円50銭辺りと円安に振れている流れを受けて、日経平均は反発して始まった。その後も上げ幅を広げており、前場半ばには一時16778.65円まで上げ幅を拡大する場面をみせている。

しかし、その後は円相場が円高に振れて推移したほか、日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、日経平均は先週末の終値を挟んでのこう着が続いた。大引けにかけては任天堂<7974>がストップ安で張り付き、関連銘柄が軒並み利食いに押されたことが心理的な重石となり、日経平均は小幅に続落で取引を終えている。

日経平均は先週末の終値を挟んでのこう着であり、日銀の金融政策決定会合を控えていることや決算発表がピークを迎えるなか、想定内の一服であろう。日経平均の価格帯別出来高では商いが膨れている水準であることも、強弱感が対立しやすいところ。日経平均に対してはソフトバンクグ<9984>の下げが影響している。しかし、それ以上に任天堂のストップ安、それに伴う関連銘柄への利益確定の流れが、心理的な重石になった感はある。

もっとも、「ポケモンGO」は社会現象をみせているほか、今後「ポケモンGOプラス」の発表も控えている。ダウンロード数などの人気度合いが注目されるほか、関連する企業の裾野も広がる可能性があり、ポケモノミクス相場に対する市場の関心が一気に冷めることは無さそうである。まずは任天堂の押し目買い意欲の強さを見極めたいところである。



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