26日の米国市場ダイジェスト:ダウは30ドル高、アップル決算と原油安が重し
[16/10/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは30ドル高、アップル決算と原油安が重し
NYダウ ナスダック
終値 :18199.33 終値 :5250.27
前日比:+30.06 前日比:-33.13
始値 :18103.80 始値 :5256.40
高値 :18236.04 高値 :5280.85
安値 :18062.30 安値 :5237.05
26日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は30.06ドル高の18199.33、ナスダックは33.13ポイント安の5250.27で取引を終了した。アップルが決算発表の内容を受けて弱含んだことや、原油価格の下落を受けて売りが先行。その後、ダウ平均は上昇に転じたものの上値も限られた。セクター別では、保険や銀行が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや不動産が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は概ね予想に一致する7-9月期決算を発表したものの、iPhone 7 plusの供給不足が続いており機会を逸しているとの見方や、明日の製品発表を前に一旦ポジションを調整する動きから下落。ファストフードのチポトレ・メキシキカン・グリル(CMG)や格安航空会社のサウスウェスト・エアラインズ(LUV)は冴えない決算を発表して大幅下落となった。一方で航空機のボーイング(BA)が予想を上回る決算を発表して上昇。
マーケット終了後に電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)が発表した決算は、調整後一株利益及び売上高とも予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:7-9月期米成長率予想の引き上げでドル強含み
26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円06銭まで下落後、104円62銭まで上昇し、104円48銭で引けた。9月米卸売在庫がプラスに転じたことや米9月前渡商品貿易収支の赤字幅が予想外に縮小したことを受けて、7-9月期国内総生産(GDP)の成長予想が引き上げられたことが要因。金利先高観が強まり、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0946ドルまで上昇後、1.0900ドルへ下落し、1.0908ドルで引けた。ユーロ圏の良好な経済指標を受けたユーロ買いが優勢となった。しかし、「欧州中央銀行(ECB)は2017年3月以降も量的緩和(QE)プログラムを維持することはほぼ確実」との報道を受けてユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、113円83銭から114円20銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.2198ドルから1.2249ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9904フランへ下落後、0.9940フランまで戻した。
■NY原油:3日続落で49.18ドル、減産協議への不透明感が台頭し
NY原油は3日続落(NYMEX原油12月限終値:49.18↓0.78)。高値は23時35分の50.10ドル、安値は23時28分の48.87ドル。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計では原油在庫が予想に反して減少。先行きの需給面への期待感から買いが入り50ドル台を回復する場面が見られた。ただ、イラクが減産で協調しないとの見方が強まるなど、石油輸出国機構(OPEC)による減産協議への先行き不透明感が売りを誘う格好となった。
日足チャートでは、50ドル前後で推移している。1年3ヶ月ぶりに高値を更新したが、買い意欲の強い地合いとは言えず、50ドルでのもみ合いが継続。50日移動平均線までの調整も視野に入ろう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.87ドル +0.15ドル(+0.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 33.59ドル +0.24ドル(+0.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)177.07ドル +1.52ドル(+0.87%)
インテル(INTC) 34.92ドル -0.18ドル(-0.51%)
アップル(AAPL) 115.59ドル -2.66ドル(-2.25%)
アルファベット(GOOG) 822.10ドル -6.45ドル(-0.78%)
フェイスブック(FB) 131.04ドル -1.25ドル(-0.94%)
キャタピラー(CAT) 84.13ドル -0.35ドル(-0.41%)
アルコア(AA) 27.79ドル +0.50ドル(+1.83%)
ウォルマート(WMT) 69.59ドル +0.23ドル(+0.33%)
スプリント(S) 6.36ドル -0.14ドル(-2.15%)
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