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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家夢見る父さん氏:2016年を振り返って

注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家夢見る父さん氏(ブログ「夢見る父さんのコツコツ投資日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年12月17日0時に執筆

2016年は後半までマイナスが続いていましたが、アメリカの次期大統領にトランプ氏が決まり、事前の予想に反して、円安株高という環境になったおかげで、年末にはプラスになることができました。何しろ6月まではマイナス10%だったのに、11月、12月とそれぞれ5%以上のリターンを上げ、年間では17日現在で3.6%まで戻しました。まさにトランプ旋風によるリスクオンにうまく乗れたということでしょうか。

投資の記録をつけだした2012年からの年間成績は、2012年17.6%、13年32.9%、14年13.9%、15年マイナス4.0%となっています。僕の場合、インデックスがメインなので、個別株よりリスク(ぶれ)は抑えられるはずですが、それでも、アベノミクス後のボラティリティの高さというのを実感できます。

ただ毎月定額の積立をするだけで、月に1度資産をチェックするずぼらな投資で、5年間で
年平均12%のリターンを上げているのだから、十分だと思っています。僕のアセットアロケーションでは長期的なリターンは6%を想定しているので、これまでの成績ができすぎ。その理由はとして何より重要なのは市場から退場せず、バイ・アンド・ホールドとリバランスを行ってきたこと。「稲妻が輝く瞬間」と呼ばれる、市場の大幅な上げのときにいられたからです。それに、少しでも早く投資をはじめようとしたところ、アベノミクス前ということも運が良かった。

セゾン投信の中野社長によると、1984〜2013年の30年間で、米国で代表なインデックス「S&P500」は年平均11%のリターンでした。ところが、同じ期間の個人投資家の平均リターンはわずか3%に過ぎません。つまり、多くの人がバイ・アンド・ホールドしていれば大もうけしていたはずが、自分の相場観で売買したゆえに失敗してしまい、もうけそこねていたということです。米国の結果が日本にそのままあてはまるとは限りませんが、それでも、時間もスペックもない普通のサラリーマンだったら、インデックスのほったらかし投資でそれなりにもうけられるということがわかると思います。そのことを実感したのが今年一番の収穫だと思っています。

投資は自己責任です。インデックス投資に関心がある方は夢見る父さんのブログをご覧ください。



執筆者名:夢見る父さん
ブログ名:夢見る父さんのコツコツ投資日記



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