今週の【JASDAQ市場】3月6日〜10日『夢の22連騰に向けて望みを繋ぐ』
[17/03/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【本日は終日狭いレンジ内での取引、JASDAQ平均は17連騰】6日(月)
■概況■3039.86、+15.31
6日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って続伸となった。値上がり数は351、値下がり数は255、変わらずは92。3日の米国市場が小動きだったほか、円安・ドル高一服などもあり日経平均は続落で始まった。一方、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後は終日約10円の狭いレンジ内での値動きとなった。JASDAQ平均は17営業日続伸と引き続き上値を追う展開となっている。
◆注目銘柄◆
JエスコムHD<3779>がストップ高で上昇率トップ。引き続き東京テレビランドの通信販売事業譲受けが材料視された。アミタホールディングス<2195>は昨年来高値を更新し、節目の1000円回復が目前。ジシステム<9758>はセキュリティソリューションの採用実績を材料視した買いが継続、太洋工業<6663>はテキスタイルFPCの開発進捗が材料視され、どちらもストップ高となった。ブロッコリー<2706>は、スマホゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」の先行試遊会を実施と発表し急伸。またブロッコリーの上昇をきっかけに、「Anime Japan」開催も意識されIGポート<3791>などアニメ関連銘柄の一角にも物色が向かった。また、セグエ<3968>、セキュアヴェイル<3042>などサイバーセキュリティー関連も買われた。その他、スーパーバリュー<3094>、AKIBA<6840>、デジタルデザイン<4764>などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前週末比13%安となったチヨダウーテ<5387>。JHD<2721>は3日から信用規制が実施され、利益確定の流れとなった。3日の大引け後に発表した17年1月期の営業利益が前年同期比で大幅減益となったピープル<7865>も売られる。業務ソフト開発のOBC<4733>との業務提携を発表したエン・ジャパン<4849>は、一時2384円まで上げ幅を広げるも買いが続かず後場にマイナス転換。その他、安江工務店<1439>、ジェクシード<3719>、ウェッジホールディングス<2388>などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、平田機工<6258>の上昇目立つ。その他、ベクター<2656>、ユビキタス<3858>、メイコー<6787>、セプテーニHD<4293>などが堅調。ウエストHD<1407>、田中化研<4080>などが軟調となった。
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【マイナスに転じるも切り返し、JASDAQ平均は18連騰】7日(火)
■概況■3043.94、+4.08
7日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸となった。一方、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20が揃って反落となった。値上がり数は284、値下がり数は315、変わらずは100。日経平均が続落スタートとなるも、JASDAQ平均は小幅高で取引を開始。その後マザーズ指数と揃って前場にマイナス転換。しかし、後場に入りマザーズ指数はそのまま下げ幅を広げたが、JASDAQ平均は下げ渋り14時過ぎごろに再び切り返して取引を終え、18営業日続伸となっている。
◆注目銘柄◆
アズジェント<4288>がストップ高で上昇率トップ。同社が販売を行っている無害化ソリューションが41都道府県内で採用されたとの発表を材料視。チヨダウーテ<5387>にも引き続き関心が向かい、5日線割れから押し目買いの動きに。太洋工業<6663>はテキスタイルFPCの開発進捗が材料視され連日のストップ高。6日の大引け後に17年7月期第2四半期の決算を発表したアイル<3854>は営業利益が前年同期比30%増と計画を上振れたことが好感された。アミタホールディングス<2195>は連日の昨年来高値更新で、節目の1000円を突破している。共和工業所<5971>は17年4月期の第3四半期決算で営業利益が前年同期比3.4倍となったことで物色が向かった。トレイダーズ<8704>は資本業務提携先のLiquidが大手財閥のサリム・グループと合弁会社を設立したとの報道が刺激材料となった。その他、アエリア<3758>、セゾン情報システムズ<9640>、新日本建物<8893>などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比7%安となったJHD<2721>。3日より信用規制が実施され連日利益確定が優勢に。ジシステム<9758>はセキュリティソリューションの採用実績を受けて連日買われた反動安となった。その他、セフテック<7464>、協和日成<1981>、内外テック<3374>などが下落率上位にランクイン。JASDAQ-TOP20では、その他、クルーズ<2138>、メイコー<6787>、ウエストHD<1407>、田中化研<4080>、セリア<2782>など軟調な銘柄が多かった。一方、インフォコム<4348>、デジタルガレージ<4819>が買われた。また、マクドナルド<2702>の2月既存店売上高は前年同月比17.9%増と好調だった。
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【終日しっかりとした値動きでJASDAQ平均は19連騰】8日(水)
■概況■3050.54、+6.60
8日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は続伸、JASDAQ-TOP20が反発となった。一方、J-Stock Indexは続落となった。値上がり数は303、値下がり数は290、変わらずは100。米株安などの流れで日経平均は続落スタート、その後前日比145.37円安の19198.78円まで下落し、売り一巡後は19200円台でこう着感の強い展開となった。一方、JASDAQ平均は小幅続伸で取引を開始し、終日しっかりとした値動きを見せ19営業日続伸で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
フジタコーポレーション<3370>がストップ高で上昇率トップ。本日開催の臨時株主総会を巡り思惑が広がったようだ。ミズホメディー<4595>は後場一段高となり、高値を更新している。アイル<3854>は引き続き好業績が好感され、ダイケン<5900>は宅配ロッカー関連として物色が向かった。アミタHD<2195>は循環資源製造所が京丹後市の「COOL CHOICE」実践優良事業所に登録されたことを材料視。太洋工業<6663>はテキスタイルFPCの開発進捗を材料視した買いが継続。共和工業所<5971>も引き続き業績が好感されている。JSS<6074>は3月31日を基準日とする1対2の株式分割の実施発表で後場に急伸。日本ラッド<4736>は最新型IoTプラットフォーム「Konekti」の販売を開始を発表し買われた。その他、ULSグループ<3798>、スマートバリュー<9417>、JエスコムHD<3779>などが上昇率上位にランクイン。一方、下落率トップは前日比22%安でストップ安となったウェッジホールディングス<2388>。一部経済紙に海外子会社の不適切取引の疑惑に関する記事が掲載されたと伝わっており、嫌気されたもよう。デジタルデザイン<4764>は大引けにかけて急落し前日比13%安となった。アズジェント<4288>は無害化ソリューション採用実績を受けて7日に急伸した反動安となった。チヨダウーテ<5387>は本日から日々公表銘柄に指定されたことで売りが優勢に。AKIBA<6840>は足元の急伸に対する利益確定の流れ。その他、DWTI<4576>、インターライフ<1418>、杉田エース<7635>などが下落率上位にランクイン。JASDAQ-TOP20では、夢真HD<2362>が前日比5%高と上げ目立つ。その他、セプテーニHD<4293>、エン・ジャパン<4849>、インフォコム<4348>、メイコー<6787>、セリア<2782>などが堅調となった。
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【怒涛の20連騰、太洋工業には連日の物色】9日(木)
■概況■3064.02、+13.48
9日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が続伸となった一方、J-Stock Indexは続落となった。値上がり数は311、値下がり数は293、変わらずは91。注目されていたADP雇用報告がコンセンサスを大幅に上回った他、為替がやや円安に振れて推移していたことから日経平均は5日ぶりに反発。JASDAQ平均も同様の流れで買い先行で取引を開始。その後も上げ幅を広げ、終日堅調な展開で20営業日続伸を達成している。
◆注目銘柄◆
太洋工業<6663>がストップ高で上昇率トップ。連日買われ節目の1000円を突破、16年3月高値が意識される展開となっている。シンデン・ハイテックス<3131>は、一部で来期の業績回復観測が浮上し材料視され、第7世代の高性能・高速波長可変レーザを開発したと発表したSANTEC<6777>も揃ってストップ高となった。免疫生物研究所<4570>は一部報道で取り上げられた「Muse細胞」関連として急騰。デュアルタップ<3469>は上場来高値2611円を目指す強い値動き。フジタコーポレーション<3370>は、臨時株主総会を巡り前日に思惑買いが向かったが、本日もストップ高となっている。ダイケン<5900>も引き続き宅配ロッカー関連として物色が向かった。その他、助川電気工業<7711>、M&Aへの思惑買いも向かったジェクシード<3719>、MICS化学<7899>などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比9%安のアイル<3854>(T&Cメディカルサイエンス<3832>を除く)。足元の急伸に対する利益確定売りが優勢に。アミタHD<2195>も同様に利益確定売りが優勢。チヨダウーテ<5387>は日々公表銘柄の指定を受けて、引き続き需給が悪化。アズジェント<4288>は本日からの信用規制実施が重しとなった。その他、Nuts<7612>、JエスコムHD<3779>、野村マイクロ<6254>などが下落率上位にランクイン。
JASDAQ-TOP20では、前日比上げが目立った夢真HD<2362>が3%高。その他、インフォコム<4348>、クルーズ<2138>、デジタルガレージ<4819>、平田機工<6258>などが堅調。ベクター<2656>、エン・ジャパン<4849>、ウエストHD<1407>、ユビキタス<3858>、などが軟調となった。
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【小幅高で連騰継続、夢の22連騰に向けて望みを繋ぐ】11日(金)
■概況■3064.23、+0.21
11日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が小幅に続伸、JASDAQ-TOP20は反落、J-Stock Indexは続落となった。値上がり数は315、値下がり数は291、変わらずは93。米2月雇用統計への期待や米債券利回りの上昇、米株高や円安を好感し日経平均は買い先行でスタート、その後もじり高の展開となった。JASDAQ平均も同様の流れで買い先行で取引を開始。しかし本日は大型株に物色が向かい、寄り付きを高値に上げ幅を縮め、10時過ぎ以降は前日終値を挟んでの展開となった。なお、大引けにかけてプラス圏に浮上し21営業日続伸で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
ナ・デックス<7435>がストップ高で上昇率トップ。前日に17年4月期の第3四半期決算を発表し、営業利益(累計)が前年同期比67.6%増の12.73億円で着地。通期計画を超過したことが好感されたようだ。基準日を3月31日とし、1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表したアイビー化粧品<4918>は急伸。グッドコムA<3475>は未定としていた17年10月期の配当を、1株当たり30円(普通配当20円に上場記念配当10円加算)で実施するとの発表が材料視されて上場来高値を更新。30万株の立会外分売を発表した第一化成<4235>も買われた。パウダーテック<5695>は足元で25日線を割り込んでいたが、本日の大幅反発で再び同水準を奪回してきている。その他、テイン<7217>、リーバイス<9836>、3月16日付けで東証2部へ市場変更すると発表したARM<8769>などが上昇率上位にランクイン。
一方、下落率トップは前日比25%安のウェッジHD<2388>。タイ上場子会社GLの一件で不透明感が継続するなか、GLの株価下落が売りを加速させる要因となったようだ。フジタコーポレーション<3370>は前日のストップ高から一転して、急反落となった。ユニバーサル<6425>は海外募集による550万株の自己株式処分を発表し、需給悪化懸念が先行。ジシステム<9758>は買い先行でスタートするも、本日から信用取引の日々公表銘柄に指定されたことが需給悪化につながった。免疫生物研究所<4570>は、前日にMuse細胞関連として急騰した反動安に。トレイダーズ<8704>は臓器移植領域の過冷却技術有する企業と資本業務提携契約締結を発表したが、足元の急伸に対する利益確定売りに押された。その他、デュアルタップ<3469>、アミタHD<2195>、メディアGL<6659>などが下落率上位にランクイン。
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