15日の米国市場ダイジェスト:ダウは112ドル高、トランプ政権下で初の利上げ実施
[17/03/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは112ドル高、トランプ政権下で初の利上げ実施
NYダウ ナスダック
終値:20950.10 終値:5900.05
前日比:112.73 前日比:43.23
始値:20874.78 始値:5869.98
高値:20977.47 高値:5911.20
安値:20859.60 安値:5858.16
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は112.73ドル高の20950.10、ナスダックは43.23ポイント高の5900.05で取引を終了した。原油相場が上昇し買いが先行。堅調な2月の消費者物価指数や小売売上高、3月NAHB住宅市場指数も好感されたが、FOMCの発表を控えて小動きとなった。注目のFOMCでは大方の予想通り、賛成多数で政策金利が引き上げられた。年内の追加利上げ見通しも残り2回と据え置かれ、先行き不透明感の解消から発表後に上げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーや不動産が上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。
独立系エネルギー会社のサウスウエスタン・エナジー(SWN)はシティグループによる投資判断引き上げを受け、上昇。通信大手のAT&T(T)は欧州当局が同社とメディア大手タイムワーナー(TWX)の買収を承認し、堅調推移。半導体のエヌビディア(NVDA)は独自動車部品メーカーのボッシュと自動運転システム開発での提携を発表し、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は世界的なハッキング被害が嫌気され、下落した。
ソフトウェアのオラクル(ORCL)はマーケット終了後に12-2月期決算を発表、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金利見通し据え置きでドル売り強まる
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円82銭から113円18銭まで下落し、113円41銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り利上げを決定したが、金利見通しを前回12月時と同水準に維持したことから、利上げペース加速観測は後退。ポジション調整的なドル売りが活発となった。
ユーロ・ドルは、1.0607ドルから1.0740ドルまで急伸し、1.0732ドルで引けた。米金利見通しの据え置きで欧米の金利差拡大観測は後退した。また、15日に行われたオランダ下院選挙での出口調査で与党優勢が報じられたことから、ユーロ買いが広がった。ユーロ・円は、122円06銭から121円21銭まで下落した。米ドル・円相場が円高方向に振れた影響を受けた。ポンド・ドルは、1.2191ドルから1.2309ドルまで上昇。ドル・スイスは、1.0099フランから0.9986フランまで下落した。
■NY原油:8日ぶりに反発で48.86ドル、米原油在庫の減少を受けて
NY原油先物4月限は8日ぶりに反発(NYMEX原油4月限終値:48.86↑1.14)。48.16ドルから49.04ドルまで上昇した。米国の週次統計で原油在庫が予想外に減少したため、供給過剰懸念を受けた売りが後退した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後、為替市場でドル安が進んだことも材料視された。
チャートでは、200日移動平均線(48.6ドル水準)でのもみ合いとなっている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭。需給面悪化懸念が重しとなている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.18ドル -0.14ドル(-0.55%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.85ドル -0.34ドル(-0.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)246.78ドル -0.94ドル(-0.38%)
インテル(INTC) 35.10ドル -0.08ドル(-0.23%)
アップル(AAPL) 140.46ドル +1.47ドル(+1.06%)
アルファベット(GOOG) 847.20ドル +1.58ドル(+0.19%)
フェイスブック(FB) 139.72ドル +0.40ドル(+0.29%)
キャタピラー(CAT) 93.36ドル +1.50ドル(+1.63%)
アルコア(AA) 35.14ドル +0.95ドル(+2.78%)
ウォルマート(WMT) 70.58ドル -0.14ドル(-0.20%)
スプリント(S) 8.66ドル +0.29(+3.46%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20950.10 終値:5900.05
前日比:112.73 前日比:43.23
始値:20874.78 始値:5869.98
高値:20977.47 高値:5911.20
安値:20859.60 安値:5858.16
15日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は112.73ドル高の20950.10、ナスダックは43.23ポイント高の5900.05で取引を終了した。原油相場が上昇し買いが先行。堅調な2月の消費者物価指数や小売売上高、3月NAHB住宅市場指数も好感されたが、FOMCの発表を控えて小動きとなった。注目のFOMCでは大方の予想通り、賛成多数で政策金利が引き上げられた。年内の追加利上げ見通しも残り2回と据え置かれ、先行き不透明感の解消から発表後に上げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーや不動産が上昇する一方で銀行や各種金融が下落した。
独立系エネルギー会社のサウスウエスタン・エナジー(SWN)はシティグループによる投資判断引き上げを受け、上昇。通信大手のAT&T(T)は欧州当局が同社とメディア大手タイムワーナー(TWX)の買収を承認し、堅調推移。半導体のエヌビディア(NVDA)は独自動車部品メーカーのボッシュと自動運転システム開発での提携を発表し、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は世界的なハッキング被害が嫌気され、下落した。
ソフトウェアのオラクル(ORCL)はマーケット終了後に12-2月期決算を発表、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米金利見通し据え置きでドル売り強まる
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円82銭から113円18銭まで下落し、113円41銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り利上げを決定したが、金利見通しを前回12月時と同水準に維持したことから、利上げペース加速観測は後退。ポジション調整的なドル売りが活発となった。
ユーロ・ドルは、1.0607ドルから1.0740ドルまで急伸し、1.0732ドルで引けた。米金利見通しの据え置きで欧米の金利差拡大観測は後退した。また、15日に行われたオランダ下院選挙での出口調査で与党優勢が報じられたことから、ユーロ買いが広がった。ユーロ・円は、122円06銭から121円21銭まで下落した。米ドル・円相場が円高方向に振れた影響を受けた。ポンド・ドルは、1.2191ドルから1.2309ドルまで上昇。ドル・スイスは、1.0099フランから0.9986フランまで下落した。
■NY原油:8日ぶりに反発で48.86ドル、米原油在庫の減少を受けて
NY原油先物4月限は8日ぶりに反発(NYMEX原油4月限終値:48.86↑1.14)。48.16ドルから49.04ドルまで上昇した。米国の週次統計で原油在庫が予想外に減少したため、供給過剰懸念を受けた売りが後退した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後、為替市場でドル安が進んだことも材料視された。
チャートでは、200日移動平均線(48.6ドル水準)でのもみ合いとなっている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭。需給面悪化懸念が重しとなている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.18ドル -0.14ドル(-0.55%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.85ドル -0.34ドル(-0.74%)
ゴールドマン・サックス(GS)246.78ドル -0.94ドル(-0.38%)
インテル(INTC) 35.10ドル -0.08ドル(-0.23%)
アップル(AAPL) 140.46ドル +1.47ドル(+1.06%)
アルファベット(GOOG) 847.20ドル +1.58ドル(+0.19%)
フェイスブック(FB) 139.72ドル +0.40ドル(+0.29%)
キャタピラー(CAT) 93.36ドル +1.50ドル(+1.63%)
アルコア(AA) 35.14ドル +0.95ドル(+2.78%)
ウォルマート(WMT) 70.58ドル -0.14ドル(-0.20%)
スプリント(S) 8.66ドル +0.29(+3.46%)
<SK>