16日の米国市場ダイジェスト:ダウは15ドル安、FOMCを好感も原油安が重し
[17/03/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは15ドル安、FOMCを好感も原油安が重し
NYダウ ナスダック
終値:20934.55 終値:5900.76
前日比:-15.55 前日比:0.71
始値:20969.27 始値:5907.86
高値:21000.11 高値:5911.48
安値:20893.50 安値:5887.24
16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は15.55ドル安の20934.55、ナスダックは0.71ポイント高の5900.76で取引を終了した。昨日のFOMCで年内の追加利上げ見通しが維持されたことによる安心感から買いが先行。その後は、原油相場の下落に伴い、株式相場も上げ幅を縮小したものの、日銀や英イングランド銀行が政策金利を据え置いたほか、オランダ下院選で極右政党が第1党とならなかったことを好感して、アジア・欧州株がほぼ全面高となったことから下値は限られた。セクター別では、各種金融や銀行が上昇する一方で公益事業や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
アパレルメーカーのゲス(GES)は決算内容が予想を下振れ、大幅下落。スポーツ用品のナイキ(NKE)は中国国営テレビで不適切な広告を行ったとの批判を受けて下落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は約270人の人員削減計画を発表したほか、シティグループによる投資判断引き上げを受け、大幅上昇。ソフトウェアのオラクル(ORCL)は決算内容が好感され、堅調推移。普通株と転換社債による資金調達を発表した電気自動車のテスラ(TSLA)も上昇した。
マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した12-2月期決算は売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECB利上げ観測浮上でユーロ強含み
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円47銭から112円97銭まで下落し、113円30銭で引けた。米利上げペース加速観測が後退しドル売りが継続した。その後、ムニューシン米財務長官がショイブレ独財務相との共同記者会見で「ドル高は長期的に良い」とドル高政策を維持する方針を示したため、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは、1.0708ドルから1.0770ドルまで上昇し、1.0764ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が浮上し、ユーロのショートカバーが加速。オーストリア中銀ノボトニー総裁は独紙「ハンデルスブラット」で、利上げの軌道上にある可能性を指摘した。ユーロ・円は、121円29銭から122円04銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2266ドルから1.2377ドルまで上昇。英中央銀行は政策金利を8対1で据え置いたが、フォーブスMPC委員が利上げを支持したことなどが材料視された。ドル・スイスは、0.9982フランから0.9951フランへ下落した。
■NY原油:小幅反落で48.75ドル、需給面への警戒が重しに
NY原油先物4月限は小幅反落(NYMEX原油4月限終値:48.75↓0.11)。48.45ドルから49.62ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。ドルが売られたことから割安感が意識されたものの、需給に対する警戒感が重しとなり50ドル手前で失速する格好となった。
チャートでは、200日移動平均線(48.6ドル水準)でのもみ合いとなっている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭。積極的には手掛けにくい状況となっている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.22ドル +0.04ドル(+0.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.33ドル +0.48ドル(+1.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)248.22ドル +1.44ドル(+0.58%)
インテル(INTC) 35.14ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 140.69ドル +0.23ドル(+0.16%)
アルファベット(GOOG) 848.78ドル +1.58ドル(+0.19%)
フェイスブック(FB) 139.99ドル +0.27ドル(+0.19%)
キャタピラー(CAT) 92.85ドル -0.51ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 35.38ドル +0.24ドル(+0.68%)
ウォルマート(WMT) 70.44ドル -0.14ドル(-0.20%)
スプリント(S) 8.61ドル -0.05(-0.58%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20934.55 終値:5900.76
前日比:-15.55 前日比:0.71
始値:20969.27 始値:5907.86
高値:21000.11 高値:5911.48
安値:20893.50 安値:5887.24
16日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は15.55ドル安の20934.55、ナスダックは0.71ポイント高の5900.76で取引を終了した。昨日のFOMCで年内の追加利上げ見通しが維持されたことによる安心感から買いが先行。その後は、原油相場の下落に伴い、株式相場も上げ幅を縮小したものの、日銀や英イングランド銀行が政策金利を据え置いたほか、オランダ下院選で極右政党が第1党とならなかったことを好感して、アジア・欧州株がほぼ全面高となったことから下値は限られた。セクター別では、各種金融や銀行が上昇する一方で公益事業や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
アパレルメーカーのゲス(GES)は決算内容が予想を下振れ、大幅下落。スポーツ用品のナイキ(NKE)は中国国営テレビで不適切な広告を行ったとの批判を受けて下落したものの、引けにかけて下げ幅を縮小した。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は約270人の人員削減計画を発表したほか、シティグループによる投資判断引き上げを受け、大幅上昇。ソフトウェアのオラクル(ORCL)は決算内容が好感され、堅調推移。普通株と転換社債による資金調達を発表した電気自動車のテスラ(TSLA)も上昇した。
マーケット終了後にグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)が発表した12-2月期決算は売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ECB利上げ観測浮上でユーロ強含み
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円47銭から112円97銭まで下落し、113円30銭で引けた。米利上げペース加速観測が後退しドル売りが継続した。その後、ムニューシン米財務長官がショイブレ独財務相との共同記者会見で「ドル高は長期的に良い」とドル高政策を維持する方針を示したため、ドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは、1.0708ドルから1.0770ドルまで上昇し、1.0764ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が浮上し、ユーロのショートカバーが加速。オーストリア中銀ノボトニー総裁は独紙「ハンデルスブラット」で、利上げの軌道上にある可能性を指摘した。ユーロ・円は、121円29銭から122円04銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2266ドルから1.2377ドルまで上昇。英中央銀行は政策金利を8対1で据え置いたが、フォーブスMPC委員が利上げを支持したことなどが材料視された。ドル・スイスは、0.9982フランから0.9951フランへ下落した。
■NY原油:小幅反落で48.75ドル、需給面への警戒が重しに
NY原油先物4月限は小幅反落(NYMEX原油4月限終値:48.75↓0.11)。48.45ドルから49.62ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。ドルが売られたことから割安感が意識されたものの、需給に対する警戒感が重しとなり50ドル手前で失速する格好となった。
チャートでは、200日移動平均線(48.6ドル水準)でのもみ合いとなっている。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、減産継続に対する懐疑的な見方が台頭。積極的には手掛けにくい状況となっている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.22ドル +0.04ドル(+0.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.33ドル +0.48ドル(+1.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)248.22ドル +1.44ドル(+0.58%)
インテル(INTC) 35.14ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 140.69ドル +0.23ドル(+0.16%)
アルファベット(GOOG) 848.78ドル +1.58ドル(+0.19%)
フェイスブック(FB) 139.99ドル +0.27ドル(+0.19%)
キャタピラー(CAT) 92.85ドル -0.51ドル(-0.55%)
アルコア(AA) 35.38ドル +0.24ドル(+0.68%)
ウォルマート(WMT) 70.44ドル -0.14ドル(-0.20%)
スプリント(S) 8.61ドル -0.05(-0.58%)
<SK>