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27日の米国市場ダイジェスト：ダウは6ドル高、ハイテク決算への期待広がる
[17/04/28]
提供元：株式会社フィスコ
提供元：株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式：ダウは6ドル高、ハイテク決算への期待広がる
NYダウ ナスダック
終値：20981.33 終値：6048.94
前日比：6.24 前日比：23.71
始値：20991.12 始値：6038.47
高値：21005.80 高値：6050.71
安値：20935.80 安値：6031.59
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は6.24ドル高の20981.33、ナスダックは23.71ポイント高の6048.94で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され買いが先行。昨日の税制改革案が予想通りの内容となり、積極的な買いが手控えられたほか、原油相場の下落が嫌気され、上げ幅を縮小した。また、マーケット終了後にハイテク決算が多数控えていることもあり、決算内容を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
アパレルのアンダーアーマー(UA)は一株損失が予想よりも小幅となり、大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)やケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は、決算内容が好感され、堅調推移。バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は通期の利益見通しを引き上げ、買われた。一方で、原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。航空大手のアメリカン航空(AAL)は、予想を上回る決算を発表したものの、総額約10億ドルの賃上げを行う方針が嫌気され下落。同様に賃上げ圧力が強まるとの見方から競合のデルタ航空(DAL)やユナイテッド・コンチネンタル(UAL)など航空株に売りが広がった。
ネット小売のアマゾン(AMZN)はマーケット終了後に1-3月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替：ユーロ反落、ECBの早期緩和策縮小観測は後退
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円60銭まで上昇後、111円05銭へ反落し、111円26銭で引けた。トランプ政権による税制改革実施への期待が根強く、リスク選好の円売りが続いたが、原油安を意識して円買い・ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0933ドルへ上昇後、1.0852ドルへ反落し、1.0873ドルで引けた。欧州中央銀行（ECB）は定例理事会で市場の予想通り金融政策の現状維持を決定した。会合後の会見でドラギ総裁は、「経済の下方リスクが一段と後退し、均衡に近づいた」と、景気判断を引き上げたためユーロ買いが一時加速した。しかし、インフレ見通しは変わらず、出口戦略や6月のフォワードガイダンス変更を協議しなかったことから、早期緩和策縮小観測は後退し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、121円89銭へ上昇後、120円61銭へ反落。ポンド・ドルは、1.2865ドルへ下落後、1.2915ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9920フランへ下落後、0.9964フランまで反発した。
■NY原油：反落で48.97ドル、リビア油田操業再開で供給超過への懸念残る
NY原油先物6月限は反落（NYMEX原油6月限終値：48.97 ↓0.65）。前日比-0.65ドルの48.97ドルで取引を終えた。リビア最大のシャララ油田から同国製油所への原油供給が再開されたとの一部情報や、米国の原油生産量の増加が嫌気されたようだ。シャララ油田における原油生産の操業はしばらく続くとみられており、需給関係の改善につながる材料が提供されない場合、供給超過への懸念は残されるとの見方が多い。チャートでは、100日移動平均線（51.77ドル水準）を大幅に下回る状態が続いている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）
バンクオブアメリカ（BAC） 23.65ドル -0.24ドル（-1.00％）
モルガン・スタンレー（MS） 43.54ドル -0.83ドル（-1.87％）
ゴールドマン・サックス（GS）225.81ドル -0.39ドル（-0.17％）
インテル（INTC） 37.43ドル +0.50ドル（+1.35％）
アップル（AAPL） 143.79ドル +0.11ドル（+0.08％）
アルファベット（GOOG） 874.25ドル +2.52ドル（+0.29％）
フェイスブック（FB） 147.7ドル +1.14ドル（+0.78％）
キャタピラー（CAT） 102.68ドル -1.98ドル（-1.89％）
アルコア（AA） 34.52ドル -1.93ドル（-5.29％）
ウォルマート（WMT） 75.44ドル +0.01ドル（+0.01％）
スプリント（S） 9.03ドル +0.12ドル（+1.35％）
＜HT＞
NYダウ ナスダック
終値：20981.33 終値：6048.94
前日比：6.24 前日比：23.71
始値：20991.12 始値：6038.47
高値：21005.80 高値：6050.71
安値：20935.80 安値：6031.59
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は6.24ドル高の20981.33、ナスダックは23.71ポイント高の6048.94で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され買いが先行。昨日の税制改革案が予想通りの内容となり、積極的な買いが手控えられたほか、原油相場の下落が嫌気され、上げ幅を縮小した。また、マーケット終了後にハイテク決算が多数控えていることもあり、決算内容を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方で電気通信サービスやエネルギーが下落した。
アパレルのアンダーアーマー(UA)は一株損失が予想よりも小幅となり、大幅上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)やケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は、決算内容が好感され、堅調推移。バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は通期の利益見通しを引き上げ、買われた。一方で、原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。航空大手のアメリカン航空(AAL)は、予想を上回る決算を発表したものの、総額約10億ドルの賃上げを行う方針が嫌気され下落。同様に賃上げ圧力が強まるとの見方から競合のデルタ航空(DAL)やユナイテッド・コンチネンタル(UAL)など航空株に売りが広がった。
ネット小売のアマゾン(AMZN)はマーケット終了後に1-3月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替：ユーロ反落、ECBの早期緩和策縮小観測は後退
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円60銭まで上昇後、111円05銭へ反落し、111円26銭で引けた。トランプ政権による税制改革実施への期待が根強く、リスク選好の円売りが続いたが、原油安を意識して円買い・ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0933ドルへ上昇後、1.0852ドルへ反落し、1.0873ドルで引けた。欧州中央銀行（ECB）は定例理事会で市場の予想通り金融政策の現状維持を決定した。会合後の会見でドラギ総裁は、「経済の下方リスクが一段と後退し、均衡に近づいた」と、景気判断を引き上げたためユーロ買いが一時加速した。しかし、インフレ見通しは変わらず、出口戦略や6月のフォワードガイダンス変更を協議しなかったことから、早期緩和策縮小観測は後退し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、121円89銭へ上昇後、120円61銭へ反落。ポンド・ドルは、1.2865ドルへ下落後、1.2915ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9920フランへ下落後、0.9964フランまで反発した。
■NY原油：反落で48.97ドル、リビア油田操業再開で供給超過への懸念残る
NY原油先物6月限は反落（NYMEX原油6月限終値：48.97 ↓0.65）。前日比-0.65ドルの48.97ドルで取引を終えた。リビア最大のシャララ油田から同国製油所への原油供給が再開されたとの一部情報や、米国の原油生産量の増加が嫌気されたようだ。シャララ油田における原油生産の操業はしばらく続くとみられており、需給関係の改善につながる材料が提供されない場合、供給超過への懸念は残されるとの見方が多い。チャートでは、100日移動平均線（51.77ドル水準）を大幅に下回る状態が続いている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）
バンクオブアメリカ（BAC） 23.65ドル -0.24ドル（-1.00％）
モルガン・スタンレー（MS） 43.54ドル -0.83ドル（-1.87％）
ゴールドマン・サックス（GS）225.81ドル -0.39ドル（-0.17％）
インテル（INTC） 37.43ドル +0.50ドル（+1.35％）
アップル（AAPL） 143.79ドル +0.11ドル（+0.08％）
アルファベット（GOOG） 874.25ドル +2.52ドル（+0.29％）
フェイスブック（FB） 147.7ドル +1.14ドル（+0.78％）
キャタピラー（CAT） 102.68ドル -1.98ドル（-1.89％）
アルコア（AA） 34.52ドル -1.93ドル（-5.29％）
ウォルマート（WMT） 75.44ドル +0.01ドル（+0.01％）
スプリント（S） 9.03ドル +0.12ドル（+1.35％）
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