28日の米国市場ダイジェスト:ダウは40ドル安、ハイテク決算の明暗分かれる
[17/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは40ドル安、ハイテク決算の明暗分かれる
NYダウ ナスダック
終値:20940.51 終値:6047.60
前日比:-40.82 前日比:-1.33
始値:20987.39 始値:6072.86
高値:20987.76 高値:6074.04
安値:20926.75 安値:6040.70
28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は40.82ドル安の20940.51、ナスダックは1.33ポイント安の6047.61で取引を終了した。1-3月期GDP速報値が3年ぶりの低水準となり、寄付き後から下落した。米議会が1週間の短期予算案を可決し、政府機関の一部閉鎖を回避したものの、トランプ政権の先行き不透明感が拡大したほか、一部ハイテク大手の決算内容が嫌気され、上値の重い展開となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)や検索大手のアルファベット(GOOGL)は好決算を発表し、上昇。ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は決算内容は予想を上振れたものの、製品需要の見通しや今後の製品展開に懐疑的な見方から下落。半導体のインテル(INTC)はデータセンター事業の業績悪化が嫌気され、軟調推移となった。
スーパーマーケットのホールフーズ(WFM)は、4月中旬にアクティビスト(物言う投資家)のジャナ・パートナーズが出資比率を引き上げたが、本日に資産運用会社のニューバーガー・バーマンを身売りの検討を要請したことが明らかとなり、今後の動向が注目される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米政府機関の閉鎖回避&6月利上げ観測強まる、ドル堅調111.72円
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円72銭まで上昇後、111円35銭へ反落し111円53銭で引けた。米国の1−3月期国内総生産(GDP)で成長が予想を下回ったものの警戒されていたマイナス成長は免れたほか、雇用コスト指数が9年ぶり最大の伸びを記録したため6月の利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。米上下院が暫定予算案を承認し、政府機関閉鎖を回避したことも好感材料となった。
ユーロ・ドルは、1.0935ドルから1.0883ドルへ下落して1.0898ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り、ドル買いが再燃。ユーロ・円は、121円95銭から121円28銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2902ドルへ下落後、1.2965ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9904フランから0.9958フランへ上昇した。
■NY原油:反発で49.33ドル、減産合意延長への期待残る
28日のNY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:49.33 ↑0.36)。前日比+0.36ドルの49.33ドルで取引を終えた。この日発表された1-3月期米国内総生産(GDP)速報値は市場予想を下回る低い伸びとなったことを嫌気して、原油先物は伸び悩む場面があった。しかしながら、ロシア当局は石油輸出国機構(OPEC)加盟国との協調で減産合意を順守する意向を示したとの一部報道が好感された。供給超過に対する警戒感はやや低下し、短期筋などのショートカバーが観測された。対米ドルでユーロが下げ渋っていることも材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.34ドル -0.31ドル(-1.31%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.37ドル -0.17ドル(-0.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.80ドル -2.01ドル(-0.89%)
インテル(INTC) 36.15ドル -1.28ドル(-3.42%)
アップル(AAPL) 143.65ドル -0.14ドル(-0.10%)
アルファベット(GOOG) 905.96ドル +31.71ドル(+3.63%)
フェイスブック(FB) 150.25ドル +2.55ドル(+1.73%)
キャタピラー(CAT) 102.26ドル -0.42ドル(-0.41%)
アルコア(AA) 33.73ドル -0.79ドル(-2.29%)
ウォルマート(WMT) 75.18ドル -0.26ドル(-0.34%)
スプリント(S) 9.03ドル +0.00ドル(+0.00%)
<MT>
NYダウ ナスダック
終値:20940.51 終値:6047.60
前日比:-40.82 前日比:-1.33
始値:20987.39 始値:6072.86
高値:20987.76 高値:6074.04
安値:20926.75 安値:6040.70
28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は40.82ドル安の20940.51、ナスダックは1.33ポイント安の6047.61で取引を終了した。1-3月期GDP速報値が3年ぶりの低水準となり、寄付き後から下落した。米議会が1週間の短期予算案を可決し、政府機関の一部閉鎖を回避したものの、トランプ政権の先行き不透明感が拡大したほか、一部ハイテク大手の決算内容が嫌気され、上値の重い展開となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが下落した。
ネット小売のアマゾン(AMZN)や検索大手のアルファベット(GOOGL)は好決算を発表し、上昇。ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移。一方で、アクションカメラのゴープロ(GPRO)は決算内容は予想を上振れたものの、製品需要の見通しや今後の製品展開に懐疑的な見方から下落。半導体のインテル(INTC)はデータセンター事業の業績悪化が嫌気され、軟調推移となった。
スーパーマーケットのホールフーズ(WFM)は、4月中旬にアクティビスト(物言う投資家)のジャナ・パートナーズが出資比率を引き上げたが、本日に資産運用会社のニューバーガー・バーマンを身売りの検討を要請したことが明らかとなり、今後の動向が注目される。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米政府機関の閉鎖回避&6月利上げ観測強まる、ドル堅調111.72円
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円72銭まで上昇後、111円35銭へ反落し111円53銭で引けた。米国の1−3月期国内総生産(GDP)で成長が予想を下回ったものの警戒されていたマイナス成長は免れたほか、雇用コスト指数が9年ぶり最大の伸びを記録したため6月の利上げ観測が強まりドル買いに拍車がかかった。米上下院が暫定予算案を承認し、政府機関閉鎖を回避したことも好感材料となった。
ユーロ・ドルは、1.0935ドルから1.0883ドルへ下落して1.0898ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り、ドル買いが再燃。ユーロ・円は、121円95銭から121円28銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.2902ドルへ下落後、1.2965ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9904フランから0.9958フランへ上昇した。
■NY原油:反発で49.33ドル、減産合意延長への期待残る
28日のNY原油先物6月限は反発(NYMEX原油6月限終値:49.33 ↑0.36)。前日比+0.36ドルの49.33ドルで取引を終えた。この日発表された1-3月期米国内総生産(GDP)速報値は市場予想を下回る低い伸びとなったことを嫌気して、原油先物は伸び悩む場面があった。しかしながら、ロシア当局は石油輸出国機構(OPEC)加盟国との協調で減産合意を順守する意向を示したとの一部報道が好感された。供給超過に対する警戒感はやや低下し、短期筋などのショートカバーが観測された。対米ドルでユーロが下げ渋っていることも材料視されたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.34ドル -0.31ドル(-1.31%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.37ドル -0.17ドル(-0.39%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.80ドル -2.01ドル(-0.89%)
インテル(INTC) 36.15ドル -1.28ドル(-3.42%)
アップル(AAPL) 143.65ドル -0.14ドル(-0.10%)
アルファベット(GOOG) 905.96ドル +31.71ドル(+3.63%)
フェイスブック(FB) 150.25ドル +2.55ドル(+1.73%)
キャタピラー(CAT) 102.26ドル -0.42ドル(-0.41%)
アルコア(AA) 33.73ドル -0.79ドル(-2.29%)
ウォルマート(WMT) 75.18ドル -0.26ドル(-0.34%)
スプリント(S) 9.03ドル +0.00ドル(+0.00%)
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