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リップルが1週間に86%の価格高騰【アルトコイン評価ニュース】

注目トピックス 市況・概況
足元リップルの時価総額が高騰している。先週1週間で86.39%もの増加を見せ、仮想通貨市場全体の時価総額ランキングでは一時イーサリアムを抜き、ビットコインに次ぐ2位に躍り出た。その価格も過去1ヶ月の間に10倍以上の高騰を見せている。

仮想通貨の時価総額などを提供する情報サイト「Coin Market Cap(コインマーケットキャップ)」のデータによれば、5月13日に仮想通貨市場全体に占めるリップルの割合は15.27%となり、過去1年ほど2位の座を占めてきたイーサリアムを抜いてビットコインに次ぐ2位に浮上した。その後も増加は続き、5月18日時点ではビットコイン41.6%に対してリップル21.78%と大きくその差をつめた。26日現在ではビットコインが48.03%に対してリップル13.49%、イーサリアム20.8%と再び第3位に下がっているものの、時価総額が急成長していることには変わりない。

2013年にグーグル・ベンチャーズから出資を受けるなど早くから注目を集めてきたリップルだが、どのような特徴を持つのか。また、今回の高騰の理由はなにか。

リップルとはそもそも外国為替送金を行うための即時決済ネットワークとして機能することを意図して作られたものだ。これまでUBSやユニクレジット、サンタンデール銀行などに代表される大手銀行などと実証実験を進めてきた他、国内でも三菱UFJ銀行が2018年より国際送金にリップルネットワークを使用することを2017年4月に発表した。この国際送金にはバンクオブアメリカなども参加するとあって、大きな注目を集めている。

今回の高騰は、銀行とリップルとの直近のニュースのほかに、リップル本社がつい先週行った発表も関係すると見られる。リップルは現状では本社が大量のコインを所有している状態だが、市場の混乱を防いで価値の維持をはかる目的で、同社が現在保有する約140億ドル相当のリップルに対して、一定の条件、日数などを満たすまでは流通しないようにスマートコントラクトを利用して凍結する(ロックアップ)と発表した。

4月から続いてきた価格上昇に加えて、ロックアップのニュースが発表されたことで今回の価格と時価総額の高騰につながっていると見られる。




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