22日の米国市場ダイジェスト:ダウ196ドル高、税制改革への期待が高まる
[17/08/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ196ドル高、税制改革への期待が高まる
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から買いが広がった。税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたほか、ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や不動産が下落した。
靴小売のDSW(DSW)は決算内容が好感され、大幅上昇。投資家心理の改善で、アプライド・マテリアルズ(AMAT)やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)など半導体関連企業が堅調推移。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)や携帯端末のアップル(AAPL)も買われた。一方で、住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算で売上高が予想を下回り、下落した。
クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、マーケット終了後に5-7月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れたものの、株価は下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル反発、米税制改革年内実施への期待広がる
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円14銭へ下落後、109円65銭まで上昇し、109円56銭で引けた。予想を下回った米6月住宅価格指数に失望したドル売りが加速したのち、8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回りドル売りは後退。さらに、トランプ米政権による税制改革の年内実施期待が再燃し、ドル買い・円売りに拍車をかけた。
ユーロ・ドルは、1.1773ドルから1.1748ドルまで下落し、1.1764ドルで引けた。低調なドイツの指標を嫌ったユーロ売りや米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。ユーロ・円は、128円43銭まで下落後、128円90銭まで上昇した。リスク選好の円売りが再燃した。ポンド・ドルは、1.2811ドルから1.2846ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9653フランから0.9689フランへ上昇した。
■NY原油:NY原油先物は反発、在庫減少への思惑で買いが入る
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:47.64 ↑0.27ドル)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.27ドルの47.64ドルで取引を終えた。米原油在庫の減少はしばらく続くとの見方が広がり、買戻しが入った。市場関係者の間では23日に米エネルギー省が発表する原油在庫は8週連続で在庫縮小が予想されている。ガソリン在庫の減少も予想されていることから、需給改善を意識した買いが入りやすい状況にあるようだ。また、米税制改革の年内実現への期待で22日の米国株は強い動きを見せたことも、原油先物相場を下支えした。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.83ドル +0.45ドル(+1.92%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.57ドル +0.89ドル(+1.99%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.58ドル +2.79ドル(+1.26%)
インテル(INTC) 34.65ドル -0.27ドル(-0.77%)
アップル(AAPL) 159.78ドル +2.57ドル(+1.63%)
アルファベット(GOOG) 924.69ドル +18.03ドル(+1.99%)
フェイスブック(FB) 169.64ドル +1.86ドル(+1.11%)
キャタピラー(CAT) 115.82ドル +2.22ドル(+1.95%)
アルコア(AA) 39.77ドル +1.30ドル(+3.38%)
ウォルマート(WMT) 80.02ドル +0.31ドル(+0.39%)
スプリント(S) 8.22ドル +0.14ドル(+1.73%)
<HT>
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、値ごろ感から買いが広がった。税制改革に関する協議で大幅な進展が見られたとの報道が好感されたほか、ハイテク株が選好され、終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や不動産が下落した。
靴小売のDSW(DSW)は決算内容が好感され、大幅上昇。投資家心理の改善で、アプライド・マテリアルズ(AMAT)やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)など半導体関連企業が堅調推移。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)や携帯端末のアップル(AAPL)も買われた。一方で、住宅建設のトール・ブラザーズ(TOL)は決算で売上高が予想を下回り、下落した。
クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)は、マーケット終了後に5-7月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れたものの、株価は下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル反発、米税制改革年内実施への期待広がる
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円14銭へ下落後、109円65銭まで上昇し、109円56銭で引けた。予想を下回った米6月住宅価格指数に失望したドル売りが加速したのち、8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回りドル売りは後退。さらに、トランプ米政権による税制改革の年内実施期待が再燃し、ドル買い・円売りに拍車をかけた。
ユーロ・ドルは、1.1773ドルから1.1748ドルまで下落し、1.1764ドルで引けた。低調なドイツの指標を嫌ったユーロ売りや米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。ユーロ・円は、128円43銭まで下落後、128円90銭まで上昇した。リスク選好の円売りが再燃した。ポンド・ドルは、1.2811ドルから1.2846ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9653フランから0.9689フランへ上昇した。
■NY原油:NY原油先物は反発、在庫減少への思惑で買いが入る
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:47.64 ↑0.27ドル)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.27ドルの47.64ドルで取引を終えた。米原油在庫の減少はしばらく続くとの見方が広がり、買戻しが入った。市場関係者の間では23日に米エネルギー省が発表する原油在庫は8週連続で在庫縮小が予想されている。ガソリン在庫の減少も予想されていることから、需給改善を意識した買いが入りやすい状況にあるようだ。また、米税制改革の年内実現への期待で22日の米国株は強い動きを見せたことも、原油先物相場を下支えした。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 23.83ドル +0.45ドル(+1.92%)
モルガン・スタンレー(MS) 45.57ドル +0.89ドル(+1.99%)
ゴールドマン・サックス(GS)223.58ドル +2.79ドル(+1.26%)
インテル(INTC) 34.65ドル -0.27ドル(-0.77%)
アップル(AAPL) 159.78ドル +2.57ドル(+1.63%)
アルファベット(GOOG) 924.69ドル +18.03ドル(+1.99%)
フェイスブック(FB) 169.64ドル +1.86ドル(+1.11%)
キャタピラー(CAT) 115.82ドル +2.22ドル(+1.95%)
アルコア(AA) 39.77ドル +1.30ドル(+3.38%)
ウォルマート(WMT) 80.02ドル +0.31ドル(+0.39%)
スプリント(S) 8.22ドル +0.14ドル(+1.73%)
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