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23日の日本株市場は前日の大幅下落の反動は意識されるものの、円高が重しとなりやすく、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。長期金利の上昇一服やVIX指数の落ち着きから底堅い相場展開が意識されるが、一方でトランプ米大統領は、貿易赤字の削減に意欲を示し、輸出に有利なドル安を容認する姿勢をにじませており、円高が重しになりやすいだろう。そのため輸出関連などは手掛けづらくなりそうだ。一方で原油相場の上昇や米エネルギー会社のチェサピーク・エナジーが決算評価から大幅に上昇しており、資源関連への手掛かり材料になりやすい。その他、投信設定が需給面での下支えとなる可能性もあるため、中小型株のほか、割安感のある低位株等が物色対象になりそうだ。個別で強気格付けや格上げが観測されているところでは、TSテック（7313）、エスペック（6859）、ニチリン（5184）が注目される。

＜HT＞