今日の為替市場ポイント:米長期金利低下を意識してドルは上げ渋る可能性
[18/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日のドル・円相場は、東京市場では105円39銭から105円75銭まで上昇。欧米市場でドルは一時105円90銭まで買われたが、105円33銭まで反落し、105円40銭で取引を終えた。
本日28日のドル・円は、主に105円台前半で推移か。米長期金利の低下などを背景にドル売り・円買いが優勢となっている。日経平均株価の動きをながめ、105円台前半から半ばでのレンジ内取引が予想される。
海外市場では米株式市場の下落や米長期金利の低下を背景にドル売り・円買いが活発化。また、会計年度末を控えて日本企業による円買い需要が膨らむとの思惑がドルの上値を抑えているもよう。東京市場もこの流れを引き継ぎ、ドル安・円高の地合いで推移している。日本時間夜に10-12月期の米国内総生産(GDP)確報値の発表を控えて市場の様子見ムードも広がる中、105円台前半で小動きに推移している。
米中貿易摩擦をめぐり米中高官が水面下での交渉を背景に、市場では過度な警戒感が後退。一方で、トランプ米政権が中国資本による半導体や次世代高速通信5Gなど戦略分野への投資を阻止するため、国際緊急経済権限法(IEEPA)の活用を検討していると報じられている。今後の米中の動向について予断を持てない状況が続いており、投資家の多くは積極的な商いを手控えるものとみられる。
<CS>
本日28日のドル・円は、主に105円台前半で推移か。米長期金利の低下などを背景にドル売り・円買いが優勢となっている。日経平均株価の動きをながめ、105円台前半から半ばでのレンジ内取引が予想される。
海外市場では米株式市場の下落や米長期金利の低下を背景にドル売り・円買いが活発化。また、会計年度末を控えて日本企業による円買い需要が膨らむとの思惑がドルの上値を抑えているもよう。東京市場もこの流れを引き継ぎ、ドル安・円高の地合いで推移している。日本時間夜に10-12月期の米国内総生産(GDP)確報値の発表を控えて市場の様子見ムードも広がる中、105円台前半で小動きに推移している。
米中貿易摩擦をめぐり米中高官が水面下での交渉を背景に、市場では過度な警戒感が後退。一方で、トランプ米政権が中国資本による半導体や次世代高速通信5Gなど戦略分野への投資を阻止するため、国際緊急経済権限法(IEEPA)の活用を検討していると報じられている。今後の米中の動向について予断を持てない状況が続いており、投資家の多くは積極的な商いを手控えるものとみられる。
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