個人投資家DAIBOUCHOU:パルマ4連騰、今年の相場状況を分析してみた【FISCOソーシャルレポーター】
[18/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家DAIBOUCHOU氏(ツイッター:@DAIBOUCHO )が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年4月24日11時に執筆
フィスコソーシャルレポーターのDAIBOUCHOUです。
● 今年の相場状況
去年の中小型株の株式相場は、実際には事業や業績がイマイチな銘柄でも、テーマやイメージが良ければ株価上昇していた印象が強かったです。しかし、今年は何を保有していたかでパフォーマンスが大きく異なる相場状況だと実感しております。
私自身は、中小型の割安成長株を中心に保有を継続し、フルポジションに加えて信用取引で1割程度ポジションを膨らましています。去年は信用取引で2〜3割増やしていましたが、2月に1割に減らしています。今年は年初から外国人投資家の売却が続き、厳しい相場状況ですが、外国人は中小型株を余り保有しておらず、日経平均に比べて中小型株の相場状況は良く、私自身も年初来で10%前後のプラスとなっております。
● 潤沢な投資資金と低いリスクフリーレート
去年の株価上昇の結果、相場全体としては割高感が増しています。しかし、企業業績の改善の結果、PERでは悪くない水準でもある他、去年の株価上昇で投資資金に余裕がある投資家も多く、投資機会があれば資金投入したいと思っているはずです。
また、長期的な低金利によりリスクフリーレートが低いため、今後の成長が確実であれば気長に待つ経済合理性が高く、今現在割安な株よりも、将来的に割安になる成長株への投資がより有利な投資環境だと言えます。
投資家の資金状況と、低いリスクフリーレートの相乗効果が去年の株価上昇を生み出したと思いますが、今年は物色範囲がより狭まっている印象です。投資資金は潤沢だけど、去年の株価上昇で適正水準に株価が上昇した結果、物色したくなる銘柄自体は減っているから、その限られた銘柄により資金が集まりやすいという状況だと思います。
● パルマ4連騰
例えば、最近では、東証マザーズのパルマ<3461>が4連続ストップ高と歴史的な急騰を見せました。日本郵政キャピタルが出資し、20.86%の大株主になり、日本郵政の関連会社となる発表がきっかけでした。日本郵政は全国の郵便局を中心に優良な土地を保有しており、既に日本郵政が出資済の東証マザーズのフィルカンパニー<3267>と同様、シナジー効果が期待出来ます。
また、この出資に伴い、元々の親会社である東証一部のディア・ライフ<3245>が日本郵政キャピタルに株を譲渡する事になり、持株比率が61.12%から43.32%に減少しました。ディア・ライフの経営支配力が減少して、親会社に有利な経営をパルマに強いる事を防ぐ事が出来た事も好材料だったと思います。日本郵政とのシナジー効果による業績成長期待だけでなく、パルマのコーポレートガバナンスが強まった事も投資家にとって有利です。
ただ、残念ながら、急激な株価上昇の結果、割高感が増した上、短期的な利益を追求する投資家が多くなりました。日本郵政グループとのシナジー効果も発生して業績貢献するものと思いますが、実際の業績貢献には時間がかかり、失望売りも懸念されます。
今からパルマを買うというよりは、これからビッグチェンジが起きそうな未来のパルマ候補を探して買うスタンスで銘柄選別をする事が重要だと思います。今年はまさに「変われる銘柄が買われる」という相場状況だと思います。
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執筆者名:DAIBOUCHOU(ツイッター:@DAIBOUCHO )
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※2018年4月24日11時に執筆
フィスコソーシャルレポーターのDAIBOUCHOUです。
● 今年の相場状況
去年の中小型株の株式相場は、実際には事業や業績がイマイチな銘柄でも、テーマやイメージが良ければ株価上昇していた印象が強かったです。しかし、今年は何を保有していたかでパフォーマンスが大きく異なる相場状況だと実感しております。
私自身は、中小型の割安成長株を中心に保有を継続し、フルポジションに加えて信用取引で1割程度ポジションを膨らましています。去年は信用取引で2〜3割増やしていましたが、2月に1割に減らしています。今年は年初から外国人投資家の売却が続き、厳しい相場状況ですが、外国人は中小型株を余り保有しておらず、日経平均に比べて中小型株の相場状況は良く、私自身も年初来で10%前後のプラスとなっております。
● 潤沢な投資資金と低いリスクフリーレート
去年の株価上昇の結果、相場全体としては割高感が増しています。しかし、企業業績の改善の結果、PERでは悪くない水準でもある他、去年の株価上昇で投資資金に余裕がある投資家も多く、投資機会があれば資金投入したいと思っているはずです。
また、長期的な低金利によりリスクフリーレートが低いため、今後の成長が確実であれば気長に待つ経済合理性が高く、今現在割安な株よりも、将来的に割安になる成長株への投資がより有利な投資環境だと言えます。
投資家の資金状況と、低いリスクフリーレートの相乗効果が去年の株価上昇を生み出したと思いますが、今年は物色範囲がより狭まっている印象です。投資資金は潤沢だけど、去年の株価上昇で適正水準に株価が上昇した結果、物色したくなる銘柄自体は減っているから、その限られた銘柄により資金が集まりやすいという状況だと思います。
● パルマ4連騰
例えば、最近では、東証マザーズのパルマ<3461>が4連続ストップ高と歴史的な急騰を見せました。日本郵政キャピタルが出資し、20.86%の大株主になり、日本郵政の関連会社となる発表がきっかけでした。日本郵政は全国の郵便局を中心に優良な土地を保有しており、既に日本郵政が出資済の東証マザーズのフィルカンパニー<3267>と同様、シナジー効果が期待出来ます。
また、この出資に伴い、元々の親会社である東証一部のディア・ライフ<3245>が日本郵政キャピタルに株を譲渡する事になり、持株比率が61.12%から43.32%に減少しました。ディア・ライフの経営支配力が減少して、親会社に有利な経営をパルマに強いる事を防ぐ事が出来た事も好材料だったと思います。日本郵政とのシナジー効果による業績成長期待だけでなく、パルマのコーポレートガバナンスが強まった事も投資家にとって有利です。
ただ、残念ながら、急激な株価上昇の結果、割高感が増した上、短期的な利益を追求する投資家が多くなりました。日本郵政グループとのシナジー効果も発生して業績貢献するものと思いますが、実際の業績貢献には時間がかかり、失望売りも懸念されます。
今からパルマを買うというよりは、これからビッグチェンジが起きそうな未来のパルマ候補を探して買うスタンスで銘柄選別をする事が重要だと思います。今年はまさに「変われる銘柄が買われる」という相場状況だと思います。
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執筆者名:DAIBOUCHOU(ツイッター:@DAIBOUCHO )
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