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ユーロ週間見通し:弱含みか、経済指標の下振れを警戒

注目トピックス 市況・概況
■下落、域内金利の先安観強まる

先週のユーロ・ドルは下落。ドイツの8月IFO企業景況感指数が一段と悪化し、8月消費者物価指数は市場予想を下回ったことからユーロ売りが広がった。次期欧州中央銀行(ECB)総裁のラガルド氏は「金利は下限に達していない」との見解を示したことで、ユーロ売りが一段と強まる展開となった。取引レンジ:1.0963ドル-1.1164ドル。

■下げ渋りか、米9月利下げの思惑残る

今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。トランプ米大統領はユーロ安を強く批判していることや、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ継続の思惑は後退していないことから、リスク回避的なユーロ売りは抑制される見込み。今週発表予定のドイツやユーロ圏の経済指標は、強弱まちまちとなる可能性があることも意識されそうだ。

予想レンジ:1.0900ドル−1.1100ドル

■弱含み、世界経済の減速懸念でユーロ売り継続

先週のユーロ・円は弱含み。米中の貿易摩擦激化を警戒してユーロ売り・円買いが先行した。米中協議再開への期待が広がったことやイタリアの政局不安が多少和らいだことから、ユーロ売りは一服した。しかしながら、次期欧州中央銀行(ECB)総裁のラガルド氏は「金利は下限に達していない」との見解を示したことで、ユーロ売り・円買いが再び強まる展開となった。取引レンジ:116円57銭−118円20銭。

■弱含みか、経済指標の下振れを警戒

来週のユーロ・円は弱含みか。ドイツ、ユーロ圏の経済指標は強弱まちまちと予想されるが、欧州中央銀行(ECB)は9月に金融緩和策を強化する可能性が高まっており、経済指標が予想を下回った場合、リスク回避のユーロ売りは継続する可能性もある。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・9月3日:7月生産者物価指数(6月:前年比+0.7%)
・9月4日:7月小売売上高(6月:前月比+1.1%)
・9月6日:4-6月期域内総生産確報値(前年比予想:+1.1%)

予想レンジ:115円00銭−118円00銭




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