29日の米国市場ダイジェスト:NYダウ19ドル安、ハイテク決算を嫌気
[19/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウ19ドル安、ハイテク決算を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は19.26ドル安の27071.46、ナスダックは49.13ポイント安の8276.85で取引を終了した。ダウは寄り付き後からもみ合い、ナスダックはハイテク大手の決算を嫌気し、売りが先行。その後、ダウは7-9月期決算への期待感から上昇に転じる場面も見られたが、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、自動車・自動車部品やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、決算内容が予想に届かず下落。出前注文サービスのグラブハブ(GRUB)は、競争激化で注文数や顧客数の伸びが鈍化しており、先行き不透明感から40%超の急落。代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、複数アナリストが目標株価を相次ぎ引き下げ大幅下落。一方で、複写機のゼロックス(XRX)は、決算内容が好感され大幅下落。製薬のメルク(MRK)やファイザー(PFE)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移となった。
製薬のアムジェン(AMGN)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米中の第1段階貿易協定の署名時期は確定せず
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円98銭まで上昇後、108円75銭まで下落し、108円86銭で引けた。米中首脳は11月に暫定合意で署名する計画と報じられたことから、一時リスク選好の動きが優勢となった。しかし、署名日時はまだ確定していないことや、米国の10月消費者信頼感指数が予想外に低下したことから、楽観的見方が後退した。
ユーロ・ドルは、1.1081ドルから1.1119ドルまで上昇し、1.1111ドルで引けた。英国の欧州連合(EU)離脱延期の思惑にユーロ買いが続いた。ユーロ・円は、120円64銭から121円07銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2905ドルまで上昇後、1.2842ドルまで反落した。欧州連合(EU)が英国の離脱期限延期を正式に承認したためポンド買いが優勢となったが、12月の英総選挙の可能性は消えていないことから、ポンド買いは一服。ドル・スイスは、0.9956フランから0.9933フランまで下落した。
■NY原油:小幅続落で55.54ドル、原油在庫増加の思惑残る
NY原油先物12月限は小幅続落(NYMEX原油12月限終値:55.54 ↓0.27)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比-0.27ドルの1バレル=55.54ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは54.61ドル−55.91ドル。原油在庫は増加するとの思惑が広がっていることや、10月CB消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことを受けてポジション調整的な売りが入った。米金融政策の発表を控えて買いが少なくなっていることも原油先物の反発を抑える一因となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.07ドル +0.23ドル(+0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.83ドル -0.01ドル(-0.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)217.64ドル -0.11ドル(-0.05%)
インテル(INTC) 56.34ドル -0.42ドル(-0.74%)
アップル(AAPL) 243.29ドル -5.76ドル(-2.31%)
アルファベット(GOOG) 1262.62ドル -27.38ドル(-2.12%)
フェイスブック(FB) 189.31ドル -0.09ドル(-0.05%)
キャタピラー(CAT) 141.33ドル +1.27ドル(+0.91%)
アルコア(AA) 21.60ドル +0.08ドル(+0.37%)
ウォルマート(WMT) 117.15ドル -2.07ドル(-1.74%)
スプリント(S) 6.19ドル -0.13ドル(-2.06%)
<SF>
米国株式相場は下落。ダウ平均は19.26ドル安の27071.46、ナスダックは49.13ポイント安の8276.85で取引を終了した。ダウは寄り付き後からもみ合い、ナスダックはハイテク大手の決算を嫌気し、売りが先行。その後、ダウは7-9月期決算への期待感から上昇に転じる場面も見られたが、明日のFOMC結果を見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、自動車・自動車部品やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が下落した。
検索大手のアルファベット(GOOGL)は、決算内容が予想に届かず下落。出前注文サービスのグラブハブ(GRUB)は、競争激化で注文数や顧客数の伸びが鈍化しており、先行き不透明感から40%超の急落。代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、複数アナリストが目標株価を相次ぎ引き下げ大幅下落。一方で、複写機のゼロックス(XRX)は、決算内容が好感され大幅下落。製薬のメルク(MRK)やファイザー(PFE)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移となった。
製薬のアムジェン(AMGN)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米中の第1段階貿易協定の署名時期は確定せず
29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円98銭まで上昇後、108円75銭まで下落し、108円86銭で引けた。米中首脳は11月に暫定合意で署名する計画と報じられたことから、一時リスク選好の動きが優勢となった。しかし、署名日時はまだ確定していないことや、米国の10月消費者信頼感指数が予想外に低下したことから、楽観的見方が後退した。
ユーロ・ドルは、1.1081ドルから1.1119ドルまで上昇し、1.1111ドルで引けた。英国の欧州連合(EU)離脱延期の思惑にユーロ買いが続いた。ユーロ・円は、120円64銭から121円07銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2905ドルまで上昇後、1.2842ドルまで反落した。欧州連合(EU)が英国の離脱期限延期を正式に承認したためポンド買いが優勢となったが、12月の英総選挙の可能性は消えていないことから、ポンド買いは一服。ドル・スイスは、0.9956フランから0.9933フランまで下落した。
■NY原油:小幅続落で55.54ドル、原油在庫増加の思惑残る
NY原油先物12月限は小幅続落(NYMEX原油12月限終値:55.54 ↓0.27)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比-0.27ドルの1バレル=55.54ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは54.61ドル−55.91ドル。原油在庫は増加するとの思惑が広がっていることや、10月CB消費者信頼感指数が市場予想を下回ったことを受けてポジション調整的な売りが入った。米金融政策の発表を控えて買いが少なくなっていることも原油先物の反発を抑える一因となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.07ドル +0.23ドル(+0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.83ドル -0.01ドル(-0.02%)
ゴールドマン・サックス(GS)217.64ドル -0.11ドル(-0.05%)
インテル(INTC) 56.34ドル -0.42ドル(-0.74%)
アップル(AAPL) 243.29ドル -5.76ドル(-2.31%)
アルファベット(GOOG) 1262.62ドル -27.38ドル(-2.12%)
フェイスブック(FB) 189.31ドル -0.09ドル(-0.05%)
キャタピラー(CAT) 141.33ドル +1.27ドル(+0.91%)
アルコア(AA) 21.60ドル +0.08ドル(+0.37%)
ウォルマート(WMT) 117.15ドル -2.07ドル(-1.74%)
スプリント(S) 6.19ドル -0.13ドル(-2.06%)
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