米国株見通し:米中協議の先行き引き続き見極めへ
[19/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
S&P500先物 3037.75(-10.00) (18:35現在)
ナスダック100先物 8093.50(-17.75) (18:35現在)
18時35分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は80ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、31日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが決定され、声明の文言修正で利下げ打ち止めの見方が浮上したが、パウエル米FRB議長の「利上げは検討していない」との発言で利下げ軌道は変わらないとの見方から株高になった。米中貿易協議については、中国商務省から「中国と米国は、通商問題巡り11月1日に電話でハイレベル協議を実施へ」とのコメントが出されたばかりだが、その後、「中国が米トランプ政権との長期の貿易合意到達を疑問している」との一部報道がみられ、懐疑的なムードが広がっている。NY原油先物は、低調な米指標を受けて需要後退思惑から上げ渋る展開が見込まれる。
本日発表となる米国の経済指標は、9月個人所得・個人消費支出、先週分新規失業保険申請件数、7-9月期雇用コスト指数、10月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)。なかでも10月シカゴ購買部協会景気指数は前回からやや反発予想も、景気拡大・後退の分岐点となる50を大きく下回ったままであり、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。
<KK>
ナスダック100先物 8093.50(-17.75) (18:35現在)
18時35分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は80ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、31日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが決定され、声明の文言修正で利下げ打ち止めの見方が浮上したが、パウエル米FRB議長の「利上げは検討していない」との発言で利下げ軌道は変わらないとの見方から株高になった。米中貿易協議については、中国商務省から「中国と米国は、通商問題巡り11月1日に電話でハイレベル協議を実施へ」とのコメントが出されたばかりだが、その後、「中国が米トランプ政権との長期の貿易合意到達を疑問している」との一部報道がみられ、懐疑的なムードが広がっている。NY原油先物は、低調な米指標を受けて需要後退思惑から上げ渋る展開が見込まれる。
本日発表となる米国の経済指標は、9月個人所得・個人消費支出、先週分新規失業保険申請件数、7-9月期雇用コスト指数、10月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)。なかでも10月シカゴ購買部協会景気指数は前回からやや反発予想も、景気拡大・後退の分岐点となる50を大きく下回ったままであり、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。
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