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今日の為替市場ポイント:東京休場で主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性

注目トピックス 市況・概況
28日のドル・円は東京市場では107円34銭から107円04銭まで下落。欧米市場でドルは107円08銭から106円56銭まで下落した後、106円97銭まで反発し、106円86銭で取引終了。


本日29日のドル・円は、主に106円台後半で推移か。東京市場は休場となるため、日中におけるドル・円などの主要通貨の為替取引は、動意薄の状態が続く可能性がある。


29日発表される米国の1-3月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率-3.8%程度と予想されている。1-3月期の米経済成長率は大幅なマイナスになることは織り込み済みだが、市場予想を下回った場合、米国株式は下落する可能性があるとみられている。10-12月期の+2.1%から大幅な減速になるが、市場関係者の多くは、新型コロナウイルスの感染拡大によってニューヨーク州などで都市封鎖が開始された3月下旬以降の米国経済の動向を注目しているようだ。

3月以降、米国経済は急激に縮小しており、米議会予算局(CBO)は4−6月期GDPが年率換算で前期比−40%に落ち込むとの予測を公表している。都市封鎖が経済に与える影響は当初の予測よりも深刻であることが明らかとなった。ニューヨーク州などで外出制限が6月以降も続いた場合、米国経済の先行き不安が高まり、金融市場の不確実性は再び高まるとの声が聞かれている。



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