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本日のマザーズ先物は、アンジェス株の上昇が一段と投資マインドを向上させ、堅調展開が期待されそうだ。「同社は新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を7月から始める」と一部で伝わった。有効性が確認されれば、年内にも承認を受け実用化されるという。この報道を受けて、夜間取引市場でアンジェス株は4.5％の急騰を演じており、本日のマザーズ市場での柱的存在になりそうだ。市場では「個人投資家に人気に高いアンジェス株が上昇すれば、他のバイオ関連株にも買い気が波及しそうで、センチメントの一段の好転が期待される」との指摘が聞かれる。また、政府が前日、東京など5都道県の緊急事態宣言を解除したことも国内景気の改善へ向けた一歩と受け止められ、引き続き買いを誘う要因になることが想定される。一方、マザーズ先物は、経済活動の再開期待などを背景にして、今月に入り20％超も上伸しており、短期間での上昇に対する警戒感も残る。このため、市場では「投資家心理の改善は続くだろうが、戻り待ちの売りなどが上値を圧迫する要因になりかねない」との声も聞かれた。
上値のメドは980.0pt、下値のメドは950.0ptとする。

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