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米国株見通し:弱含みか、不動産の失速を見極め

注目トピックス 市況・概況
(13時30分現在)
S&P500先物      3,679.38(-6.37)
ナスダック100先物  12,708.62(+25.12)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、今晩の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。


21日の取引で主要3指数はまちまち。S&Pとナスダック小幅に下げたが、ダウは37ドル高の30216ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの変異種発見を嫌気した欧州の大幅安が波及し、序盤は売り優勢。国内での制限措置による減速懸念も売りを支援した。ただ、これまで開発されたワクチンは変異種にも有効との見方が売りを抑制。また、9000億ドル規模の追加経済対策に関する与野党の合意を受け、金融やハイテクを中心に買い戻された。


本日も売りに押される展開か。追加対策は下院を通過し、早期実施の期待感から買い先行となりそうだ。ただ、感染力が高いコロナ変異種への警戒感が広がるなか、制限強化の経済への影響が懸念され、買いを抑制。一方、今晩発表の7-9月期国内総生産(GDP)確定値は横ばい、消費者信頼感指数は上昇の見通しだが、中古住宅販売件数が予想通り上昇一服なら好調な不動産市場の成長鈍化が意識されやすい。先行き不透明感で投資家心理が圧迫されれば、指数を下押ししよう。





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