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日経平均は164円高（9時5分現在）。今日の東京株式市場は買い先行した。先週末の米株式市場で主要3指数（ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500）が上昇した流れを引き継いだ。自民党の新総裁に選出された岸田氏が今日召集の臨時国会で第100代の首相に指名され、新政権が発足する。市場では新政権の政策への期待感に加え、先週、新型コロナ対応の緊急事態宣言が解除され、経済活動の活発化への期待が引き続き買い手掛かり要因となった。また、先週1週間で日経平均が1500円近く下落したことから押し目買いも入りやすかった。一方、中国の不動産業界の資金繰り悪化や中国経済の先行き不透明感に加え、新型コロナによるサプライチェーンの混乱やインフレ加速、米債務上限問題などへの警戒感は継続し、東京市場の買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は上値の重い展開となっている。



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