NY債券:米長期債相場は強含み、利上げ期待によるインフレ抑制の思惑も
[21/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の米国長期債相場は、強含み。イールドカーブの平坦化が観測された。この日発表された7-9月期雇用コスト指数(ECI)は、市場予想を上回る前期比+1.3%の高い伸びとなった。同時発表の9月個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同期比+4.4%の伸びを記録しており、これらの結果を受けて2022年末までに複数回の利上げが実施される可能性がさらに高まった。債券市場でインフレ抑制の思惑が広がったことから、10年債利回りは低下した。10年債利回りは、一時1.617%近辺まで上昇したが、ニューヨーク市場の終盤にかけて1.535%近辺まで低下する場面があった。
イールドカーブは、短・長期間などでフラットニングが観測された。2年−10年は+106.00bp近辺、2−30年は+143.90p近辺で引けた。2年債利回りは0.50%(前日比:+1bp)、10年債利回りは1.55%(同比:-3bp)、30年債利回りは、1.93%(同比:-5bp)で取引を終えた。
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イールドカーブは、短・長期間などでフラットニングが観測された。2年−10年は+106.00bp近辺、2−30年は+143.90p近辺で引けた。2年債利回りは0.50%(前日比:+1bp)、10年債利回りは1.55%(同比:-3bp)、30年債利回りは、1.93%(同比:-5bp)で取引を終えた。
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