欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米コアPCE価格指数が鈍化ならドル買い一服
[23/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米コアPCE価格指数が鈍化ならドル買い一服
30日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。日米金利差によりドル高・円安基調は維持されるものの、今晩の米コアPCE価格指数が低調ならドル買い一服の見通し。また、日本の円安けん制が意識され、一段の円売りは縮小しそうだ。
前日発表された米経済指標で1-3月期国内総生産(GDP)確定値の季節調整済み年率換算や新規失業保険申請件数が強い内容となり、FRBの引き締め長期化方針を後押し。米金利高を背景にドル買いに振れ、ドル・円は144円90銭に接近した。ユーロ・ドルはそれに先立つ堅調なドイツ消費者物価指数(CPI)を受け強含んだが、ドル買いに押される展開に。本日アジア市場で日米金利差で強含み、ドル・円は145円に浮上する場面があった。
この後海外市場は米金融引き締め長期化に思惑が広がるなか、今晩発表のコアPCE価格指数が注目される。市場予想は前年比で横ばいだが、それよりも低い内容となりインフレの鈍化が示されれば7月利上げ観測を弱め、金利安・ドル安に振れやすい。ドル・円に関しては日米金利差を意識した取引で目先も上昇基調を維持する見通し。ただ、日本政府が昨年9月に円買い介入に踏み切ったとみられる145円台では、一段の円売りには慎重になるとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数速報値(前年比予想:+5.6%、5月:+6.1%)
・18:00 ユーロ圏・5月失業率(予想:6.5%、4月:6.5%)
・21:00 南ア・5月貿易収支(予想:+60億ランド、4月:+35億ランド)
・21:30 米・5月個人所得(前月比予想:+0.3%、4月:+0.4%)
・21:30 米・5月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.2%、4月:+0.8%)
・21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.7%、4月:+4.7%)
・22:45 米・6月シカゴ購買部協会景気指数(予想:43.9、5月:40.4)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:63.9、速報値:63.9)
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30日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。日米金利差によりドル高・円安基調は維持されるものの、今晩の米コアPCE価格指数が低調ならドル買い一服の見通し。また、日本の円安けん制が意識され、一段の円売りは縮小しそうだ。
前日発表された米経済指標で1-3月期国内総生産(GDP)確定値の季節調整済み年率換算や新規失業保険申請件数が強い内容となり、FRBの引き締め長期化方針を後押し。米金利高を背景にドル買いに振れ、ドル・円は144円90銭に接近した。ユーロ・ドルはそれに先立つ堅調なドイツ消費者物価指数(CPI)を受け強含んだが、ドル買いに押される展開に。本日アジア市場で日米金利差で強含み、ドル・円は145円に浮上する場面があった。
この後海外市場は米金融引き締め長期化に思惑が広がるなか、今晩発表のコアPCE価格指数が注目される。市場予想は前年比で横ばいだが、それよりも低い内容となりインフレの鈍化が示されれば7月利上げ観測を弱め、金利安・ドル安に振れやすい。ドル・円に関しては日米金利差を意識した取引で目先も上昇基調を維持する見通し。ただ、日本政府が昨年9月に円買い介入に踏み切ったとみられる145円台では、一段の円売りには慎重になるとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数速報値(前年比予想:+5.6%、5月:+6.1%)
・18:00 ユーロ圏・5月失業率(予想:6.5%、4月:6.5%)
・21:00 南ア・5月貿易収支(予想:+60億ランド、4月:+35億ランド)
・21:30 米・5月個人所得(前月比予想:+0.3%、4月:+0.4%)
・21:30 米・5月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.2%、4月:+0.8%)
・21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.7%、4月:+4.7%)
・22:45 米・6月シカゴ購買部協会景気指数(予想:43.9、5月:40.4)
・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:63.9、速報値:63.9)
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