欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、日銀政策で円売りも米FOMCにらみ
[23/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、日銀政策で円売りも米FOMCにらみ
31日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀の政策決定を受け、円売り先行。財務省の為替介入実績の内容によっては円一段安の可能性もあろう。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ドル買いは限定的となりそうだ。
前日の取引で米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続に対する過度な警戒は一服し、米金利の失速でユーロ・ドルは1.05ドル台後半から1.06ドル台前半に浮上。一方、日銀関連報道により円買いが強まると、ドル・円は149円80銭付近から1円程度下げる場面もあった。本日アジア市場は日銀金融政策決定会合での緩和政策堅持をにらみ円売りが主要通貨を押し上げ、ドル・円は149円から値を上げる展開となった。
この後の海外市場は円の値動きが注目される。日銀による緩和修正の思惑が弱まれば円売り優勢となり、ドルをはじめ主要通貨は堅調地合いに。一方、財務省が19時に発表する外国為替平衡操作の実施状況で、10月3日の150円付近からの円急伸が為替介入かどうかが明らかになる。介入でなければ円売りが強まり、主要通貨の押し上げ要因となる。ただ、ドル・円はFRBの政策決定を見極めようと、ドル買いは小幅にとどまろう。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 財務省・外国為替平衡操作の実施状況(9月28日-10月27日)
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+0.2%、4-6月期:+0.5%)
・19:00 ユーロ圏・10月消費者物価指数(前年比予想:+3.1%、9月:+4.3%)
・21:00 南ア・9月貿易収支(8月:+133億ランド)
・21:30 米・7-9月期雇用コスト指数(前期比予想:+1.0%、4-6月期:+1.0%)
・22:00 米・8月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、7月:+0.8%)
・22:00 米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+1.60%、7月:+0.13%)
・22:45 米・10月シカゴ購買部協会景気指数(予想:45.0、9月:44.1)
・23:00 米・10月消費者信頼感指数(予想:100.0、9月:103.0)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、11月1日まで)
<CS>
31日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀の政策決定を受け、円売り先行。財務省の為替介入実績の内容によっては円一段安の可能性もあろう。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ドル買いは限定的となりそうだ。
前日の取引で米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続に対する過度な警戒は一服し、米金利の失速でユーロ・ドルは1.05ドル台後半から1.06ドル台前半に浮上。一方、日銀関連報道により円買いが強まると、ドル・円は149円80銭付近から1円程度下げる場面もあった。本日アジア市場は日銀金融政策決定会合での緩和政策堅持をにらみ円売りが主要通貨を押し上げ、ドル・円は149円から値を上げる展開となった。
この後の海外市場は円の値動きが注目される。日銀による緩和修正の思惑が弱まれば円売り優勢となり、ドルをはじめ主要通貨は堅調地合いに。一方、財務省が19時に発表する外国為替平衡操作の実施状況で、10月3日の150円付近からの円急伸が為替介入かどうかが明らかになる。介入でなければ円売りが強まり、主要通貨の押し上げ要因となる。ただ、ドル・円はFRBの政策決定を見極めようと、ドル買いは小幅にとどまろう。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 財務省・外国為替平衡操作の実施状況(9月28日-10月27日)
・19:00 ユーロ圏・7-9月期GDP速報値(前年比予想:+0.2%、4-6月期:+0.5%)
・19:00 ユーロ圏・10月消費者物価指数(前年比予想:+3.1%、9月:+4.3%)
・21:00 南ア・9月貿易収支(8月:+133億ランド)
・21:30 米・7-9月期雇用コスト指数(前期比予想:+1.0%、4-6月期:+1.0%)
・22:00 米・8月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.5%、7月:+0.8%)
・22:00 米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+1.60%、7月:+0.13%)
・22:45 米・10月シカゴ購買部協会景気指数(予想:45.0、9月:44.1)
・23:00 米・10月消費者信頼感指数(予想:100.0、9月:103.0)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、11月1日まで)
<CS>