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ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECB利下げ休止の思惑残る

注目トピックス 市況・概況
*13:58JST ユーロ週間見通し:底堅い値動きか、ECB利下げ休止の思惑残る
■弱含み、ウクライナ戦争の早期終結は実現困難との見方

今週のユーロ・ドルは弱含み。米国のインフレ持続を意識したユーロ売り・米ドル買いは一服したが、ウクライナ戦争の早期終結は実現困難との見方が強まり、リスク回避のユーロ売り・米ドル買いが増えた。スイスフランに対するユーロ売りが増えたことも影響したようだ。取引レンジ:1.1574ドル−1.1734ドル。

■下げ渋りか、欧米中銀の政策を意識

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。9月開催の欧州中央銀行(ECB)理事会に向け、ユーロ圏のインフレ指標が高止まりなら利下げ休止への思惑からユーロ買いがやや強まりそうだ。一方、米経済指標は雇用関連の悪化が予想され、9月利下げを意識したユーロ買い・米ドル売りが強まる展開もあり得る。

予想レンジ:1.1550ドル-1.1800ドル

■伸び悩み、日銀による年内追加利上げの可能性残る

今週のユーロ・円は伸び悩み。米国のインフレ持続を意識したユーロ売り・米ドル買いは一服したが、日本銀行による年内追加利上げの可能性は消えていないことから、調整的なユーロ売り・円買いが広がった。ウクライナ戦争の早期終結は実現困難との見方があることもユーロ・円相場を圧迫したようだ。取引レンジ:171円12銭−172円66銭。

■底堅い値動きか、ECB利下げ休止の思惑残る

来週のユーロ・円は底堅い値動きか。ユーロ圏のインフレ指標が手掛かり材料となりそうだ。9月2日に発表される8月消費者物価指数が7月実績を上回った場合、欧州中央銀行(ECB)による利下げ休止の思惑はさらに強まり、ユーロ・円相場を下支えすることになりそうだ。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・1日:7月失業率(6月:6.2%)
・2日:8月消費者物価指数(7月:前年比+2.0%)
・4日:7月小売売上高(6月:前月比+0.3%)

予想レンジ:171円00銭-173円50銭




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