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欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、米雇用関連指標控え過度なドル売り抑制

注目トピックス 市況・概況
*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は下げ渋りか、米雇用関連指標控え過度なドル売り抑制
29日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。前週末の米インフレ指標を受けたドル売りが先行し、ドルは売られやすい地合いが続く見通し。ただ、今週の米雇用関連統計をにらみ、過度なドル売りは抑制されよう。

前週末に発表された米8月個人消費支出(PCE)価格指数は予想と一致し、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測から米金利安・ドル安に振れた。ユーロ・ドルは1.1660ドル台から1.17ドル付近に浮上、ドル・円は150円に接近後は149円半ばに失速。週明けアジア市場で序盤からドル売りが優勢となり、149円を割り込んだ。また、日経平均株価の下げ幅拡大でリスク回避の円買いも強まり、クロス円も下落基調となった。

この後の海外市場は引き続き米金融政策に思惑が広がりやすい。26日の米インフレ指標を受けて利下げ観測が広がり、ドル売り地合いは継続。ただ、今週は雇用関連統計を控え、市場は慎重姿勢を強める見通し。雇用指標が低調なら緩和的な政策をにらんだドル売りも、改善が示されればドルの買戻しにつながる可能性がある。一方、日銀の早期利上げ観測も、自民党総裁選に向け日本の財政悪化が意識されやすく、円売りが主要通貨を支える展開とみる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・9月景況感指数(予想:95.3、8月:95.2)




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