ティー・ワイ・オー Research Memo(2):TV-CMの企画・制作を主力に多様なコンテンツ制作も手掛ける
[14/04/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)事業内容
同社<4358>は、TV-CMの企画・制作を主力としており、大手CM制作会社の一角を占めている。TV-CMの企画・制作の他にも、ブランディングやWebを中心としたデジタル広告、スマートフォンアプリなどあらゆる広告コンテンツの企画・制作も手掛ける。
TV-CM制作市場が堅調な伸びを見せるなかで、JR東海の「そうだ京都、行こう。」やユニクロなど、消費者の印象に残る数々のCM制作を手掛けてきたクリエリティブ力を武器に業績を順調に拡大している。
過去にゲームソフトやアニメーションなど、エンタテインメントビジネスへと事業領域の拡充を図ったことが、景気後退の影響と重なって業績の足を引っ張る要因となった。しかし、不採算部門の整理と本業回帰による事業再編が奏功し、財務基盤の強化と収益性の向上に一定の成果が現われ、更なる成長を追求するフェーズに入ったとみられる。
事業セグメントは、広告代理店向けにTV-CMの企画・制作等を行う「TV-CM事業」と、直接広告主向けにWeb広告及びプロモーションメディア広告の企画・制作等を展開する「マーケティング・コミュニケーション事業」の他、子会社によるミュージックビデオ、アニメーションの制作等のその他事業に分類されるが、主力のTV-CM事業が売上高の72.7%(2013年7月期)を構成している。同社は、販売チャネル別に、TV-CM事業を「広告代理店経由モデル」、マーケティング・コミュニケーション事業を「広告主直接モデル」として管理しているが、同社の多様なコンテンツ制作(ワンストップソリューション)が生かせる広告主直接モデルの拡大に取り組んでいる。
広告代理店別の構成比率、及び業種別の構成比率は以下のとおりとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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