エレマテック---前期の増収増益と増配を発表、今期も豊田通商との提携を活かして事業拡大へ
[14/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
エレクトロニクス商社のエレマテック<2715>は24日、2014年3月期の決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比10.8%増の1434.42億円、営業利益が同26.5%増の52.46億円、経常利益が同19.4%増の56.44億円、純利益が同28.9%増の38.63億円と、大幅な増収増益としていた事前予想を更に上振れて着地した。
売上面では、電気材料においてスマートフォン等の情報機器端末関連のディスプレイ部品・材料の販売が好調だったほか、電子部品では自動車用等の光学部品の販売が堅調に推移した。利益面では、開発段階からの参画など、顧客ニーズにマッチした提案を行う「スペックイン活動」など付加価値を上げる活動が奏功し、増益となった。
なお、決算発表と同時に増配を発表している。期末配当金を従来予想の1株当たり27.00円から30.00円へと増額する。中間配当と合わせた年間配当金は同57.00円、連結ベースの配当性向が30.2%となり、目安としている配当性向30%を維持している。
2015年3月期に向けて、引き続き、スペックイン活動による収益力の向上のために独自の企画開発・設計機能を強化するほか、今後も成長が見込まれる自動車分野に経営資源の重点配分を行い、豊田通商<8015>との資本業務提携を活かして事業拡大を図る。また、海外事業では、「チャイナ・プラスワン」として注目されるASEAN市場を中国事業と同水準の規模に拡大させるために、積極的に展開していく。
2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比11.5%増の1600.00億円、営業利益が同6.7%増の56.00億円、経常利益が同0.1%増の56.50億円、純利益が同3.5%増の40.00億円と引き続き増収増益を計画している。
同社は、電子材料や電子部品などエレクトロニクス業界の専門商社である。スマートフォンやタブレット等の最新製品をはじめ、家電、アミューズメント機器、自動車等、幅広い分野を取り扱う。
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