パイプドビッツ Research Memo(1):有効アカウント数の動向やM&Aの展開に注目
[14/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
パイプドビッツ<3831>は自社製品である「SPIRAL(スパイラル)」というプラットフォームをクラウド型で提供するユニークなIT企業である。中堅企業・大企業向けプラットフォームの提供だけでなく、特定の業界(美容業界や建築業界等)向けに自社開発したアプリケーションの販売も行っている。
2014年2月期は売上高2,517百万円(前期比12.6%増)、営業利益564百万円(同72.7%増)、経常利益565百万円(同74.2%増)、当期純利益342百万円(同83.8%増)と前年比では大幅増収増益となったが計画よりは下回った。(2014年2月期より連結決算のため、2013年2月期の単体決算と比較)進行中の2015年2月期は売上高3,200百万円(前年比27.1%増)、営業利益700百万円(同23.9%増)、経常利益700百万円(同23.7%増)、当期純利益420百万円(同22.6%増)が予想されている。
また2017年2月期を最終年度とする新たな中期経営計画が発表されたが、この最終目標は売上高9,200百万円(2014年2月期比約3.7倍)、営業利益2,800百万円(同5.0倍)となっている。かなり高い目標と言えるが、同社は「次世代ITベンダーへと革新する3ヶ年」を掲げ、「新規事業の発掘と育成」「人材の積極的採用と育成」を軸に積極的に投資を行うとしている。同社が事業ドメインを置く業態から達成は十分可能と考えられ、今後の有効アカウント数の動向や、M&Aの展開などからは目が離せないだろう。
■Check Point
・有効アカウント数増=売上増につながるストック型モデル
・大幅増収増益も中期経営計画の目標は下回る
・3つの重要施策を掲げ売上高で約3.7倍の成長を標榜
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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