3Dマトリック---自己組織化ペプチド技術の『膵臓再生』に関する特許を米国で取得
[14/06/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スリー・ディー・マトリックス<7777>は30日、岡山大学と共同で出願した自己組織化ペプチド技術の膵臓再生への適用に関する特許が米国で成立したと発表した。
同特許は自己組織化ペプチドを足場材にして培養した膵島(膵臓の中でインスリンなどを分泌する細胞塊)に関するもの。自己組織化ペプチドによる3次元足場を用いることで、通常の培養法に比べ長く生体機能を維持する膵島の培養が可能となる。2月に取得した膵島の培養方法の特許を補完する位置付けで、同社は培養方法と細胞培養物の両方に対して権利を保有することになる。
現在の臓器移植では移植する細胞・組織の生理的機能維持が課題となっている。同特許に基づく膵島の培養技術が確立されれば、糖尿病患者に対する膵島移植の分野に貢献することができると期待される。同社は骨再生・皮膚再生の分野で開発を進めているが、臓器再生の分野にも拡大し有効な医療製品の開発を進めるとしている。
同社は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された自己組織化ペプチド技術の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。同技術を活用して「吸収性局所止血材」「歯槽骨再建材」「粘膜隆起材」などの製品開発を行っている。
自己組織化ペプチドとは、ある一定の生理的条件化におくと、ペプチド分子同士が規則的に集合してハイドロゲル状態(ゼリー状)になるペプチド群のこと。なお、ペプチドとはタンパク質を構成するアミノ酸の集合体のことを言う。自己組織化ペプチドは安全性・操作性・均質性・展開性において医療用材料として優れている。
<FA>
同特許は自己組織化ペプチドを足場材にして培養した膵島(膵臓の中でインスリンなどを分泌する細胞塊)に関するもの。自己組織化ペプチドによる3次元足場を用いることで、通常の培養法に比べ長く生体機能を維持する膵島の培養が可能となる。2月に取得した膵島の培養方法の特許を補完する位置付けで、同社は培養方法と細胞培養物の両方に対して権利を保有することになる。
現在の臓器移植では移植する細胞・組織の生理的機能維持が課題となっている。同特許に基づく膵島の培養技術が確立されれば、糖尿病患者に対する膵島移植の分野に貢献することができると期待される。同社は骨再生・皮膚再生の分野で開発を進めているが、臓器再生の分野にも拡大し有効な医療製品の開発を進めるとしている。
同社は、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された自己組織化ペプチド技術の「独占的・全世界的な事業化権」を保有する。同技術を活用して「吸収性局所止血材」「歯槽骨再建材」「粘膜隆起材」などの製品開発を行っている。
自己組織化ペプチドとは、ある一定の生理的条件化におくと、ペプチド分子同士が規則的に集合してハイドロゲル状態(ゼリー状)になるペプチド群のこと。なお、ペプチドとはタンパク質を構成するアミノ酸の集合体のことを言う。自己組織化ペプチドは安全性・操作性・均質性・展開性において医療用材料として優れている。
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