エレマテックResearch Memo(8):売上高並びに各利益項目がすべて過去最高を達成
[14/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2014年3月期決算
エレマテック<2715>の2014年3月期決算は、売上高並びに各利益項目がすべて過去最高となった。売上高は143,442百万円で、前期比14,036万円増加した。販売業種向けでは、液晶ディスプレイ向けが7,452百万円増、電気電子部品が3,037百万円増、通信機器向けが2,712百万円増、などと軒並み増収を記録したが、ゲーム機器・アミューズメント向けが8,973百万円の減収となり、全体で14,036百万円の増収となった。液晶ディスプレイの需要をけん引したのはスマートフォンで、同社もスマホの恩恵を大きく受けたと言える。
ゲーム機・アミューズメント向けの大幅減収の要因は、パチスロ機向け液晶画面の駆動モジュールの新規注文が、同パーツのリサイクル使用のために大きく落ち込んだためである。
利益面では売上総利益が前期比2,100百万円の増益となった。この3分の2が増収によるもので、3分の1が利益率改善によるものだった。利益率の改善は、スペックイン(顧客の開発初期の段階から仕様決定に参加し、部材を受注すること)が増加したことによる。
販管費は前期比1,001百万円の増加に留めた結果、営業利益は前期比1,098百万円の増益となり、過去最高益更新につながった。
2014年3月期は海外売上高が初めて50%を上回り、59%に達した。前期は46.2%だったので急激に構成比が上昇したが、この背景には円安影響がある。ただし、円安影響を排除しても海外売上高の上昇トレンドは続いており、この流れは2015年3月期以降も継続する可能性が高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
エレマテック<2715>の2014年3月期決算は、売上高並びに各利益項目がすべて過去最高となった。売上高は143,442百万円で、前期比14,036万円増加した。販売業種向けでは、液晶ディスプレイ向けが7,452百万円増、電気電子部品が3,037百万円増、通信機器向けが2,712百万円増、などと軒並み増収を記録したが、ゲーム機器・アミューズメント向けが8,973百万円の減収となり、全体で14,036百万円の増収となった。液晶ディスプレイの需要をけん引したのはスマートフォンで、同社もスマホの恩恵を大きく受けたと言える。
ゲーム機・アミューズメント向けの大幅減収の要因は、パチスロ機向け液晶画面の駆動モジュールの新規注文が、同パーツのリサイクル使用のために大きく落ち込んだためである。
利益面では売上総利益が前期比2,100百万円の増益となった。この3分の2が増収によるもので、3分の1が利益率改善によるものだった。利益率の改善は、スペックイン(顧客の開発初期の段階から仕様決定に参加し、部材を受注すること)が増加したことによる。
販管費は前期比1,001百万円の増加に留めた結果、営業利益は前期比1,098百万円の増益となり、過去最高益更新につながった。
2014年3月期は海外売上高が初めて50%を上回り、59%に達した。前期は46.2%だったので急激に構成比が上昇したが、この背景には円安影響がある。ただし、円安影響を排除しても海外売上高の上昇トレンドは続いており、この流れは2015年3月期以降も継続する可能性が高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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