AOI Pro. Research Memo(8):好調なTVCM制作と新たなビジネスの展開が同社成長をけん引
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)過去の業績推移
過去の業績を振り返ると、リーマンショックに伴う景気後退の影響により業績の落ち込みがあったものの、2010年3月期をボトムとしてV字回復を果たし、2014年3月期には、リーマンショック直後のほぼ倍の水準にまで売上高が拡大した。その間、AOI Pro.<9607>の業績をけん引したのは、主に同社が手がける国内のTVCM制作と、連結子会社によるデジタル関連や海外事業がバランスよく伸長したことによる。また、デジタル分野や海外展開など新たなビジネスへの展開が、主力のTVCM制作との相乗効果を生み出したことも業績拡大につながったと考えられる。
利益面でも、増収に伴って利益水準も改善してきた。2012年3月期から2013年3月期にかけて営業利益の伸びが踊り場となったのは、新規事業の立ち上げや人員増など先行投資的な費用負担によるものである。ただし2014年3月期は、大幅な増収効果と先行費用の一巡から大きく増益となった。
財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は40〜50%代で安定的に推移していることや、短期の支払い能力を示す流動比率が165.7%と高い水準であることから、財務の健全性に懸念はない。また、資本効率を示す自己資本当期純利益率(ROE)は、営業利益率の上昇とともに6.5%に改善している(2014年3月期)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト柴田 郁夫)
<FA>
(1)過去の業績推移
過去の業績を振り返ると、リーマンショックに伴う景気後退の影響により業績の落ち込みがあったものの、2010年3月期をボトムとしてV字回復を果たし、2014年3月期には、リーマンショック直後のほぼ倍の水準にまで売上高が拡大した。その間、AOI Pro.<9607>の業績をけん引したのは、主に同社が手がける国内のTVCM制作と、連結子会社によるデジタル関連や海外事業がバランスよく伸長したことによる。また、デジタル分野や海外展開など新たなビジネスへの展開が、主力のTVCM制作との相乗効果を生み出したことも業績拡大につながったと考えられる。
利益面でも、増収に伴って利益水準も改善してきた。2012年3月期から2013年3月期にかけて営業利益の伸びが踊り場となったのは、新規事業の立ち上げや人員増など先行投資的な費用負担によるものである。ただし2014年3月期は、大幅な増収効果と先行費用の一巡から大きく増益となった。
財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は40〜50%代で安定的に推移していることや、短期の支払い能力を示す流動比率が165.7%と高い水準であることから、財務の健全性に懸念はない。また、資本効率を示す自己資本当期純利益率(ROE)は、営業利益率の上昇とともに6.5%に改善している(2014年3月期)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト柴田 郁夫)
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