AOI Pro. Research Memo(11):新たなビジネスの展開による成長戦略は順調に進展
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(4)中期経営計画
AOI Pro.<9607>は2013年3月期を初年度とする中期経営計画を進めている。TVCM制作を軸とした既存ビジネスの強みに加え、需要が拡大しているデジタル部門の強化やアジアを中心とする海外展開など、新たなビジネスの展開による強みの創造により、その相乗効果を発揮することで市場の伸びを上回る成長を実現する計画となっている。具体的な数値目標としては、2017年3月期の売上高30,000百万円、2015年3月期の営業利益率9.5%、2015年3月期のROE10.0%を掲げている。
2015年3月期の同社業績予想に基づけば、売上高(30,000百万円を予想)は2年前倒しで達成するものの、営業利益率(7.0%を予想)及びROE(8.6%を予想)では計画に対して未達となる見込みである。なお、営業利益率及びROEの未達は、現在の外部環境(好調な広告需要や寡占化の進展、需要の変化など)を好機と捉え、事業拡大を優先的に進めた結果、先行投資的な費用負担から、営業利益率の上昇が想定よりも緩やかになったことが要因である。従って、成長戦略そのものは順調に進捗しているという見方が妥当と言えよう。次期の中期経営計画において、これまでの取り組みの成果をどのように発展させ、同社の更なる成長をけん引していくのかに注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト柴田 郁夫)
<FA>
(4)中期経営計画
AOI Pro.<9607>は2013年3月期を初年度とする中期経営計画を進めている。TVCM制作を軸とした既存ビジネスの強みに加え、需要が拡大しているデジタル部門の強化やアジアを中心とする海外展開など、新たなビジネスの展開による強みの創造により、その相乗効果を発揮することで市場の伸びを上回る成長を実現する計画となっている。具体的な数値目標としては、2017年3月期の売上高30,000百万円、2015年3月期の営業利益率9.5%、2015年3月期のROE10.0%を掲げている。
2015年3月期の同社業績予想に基づけば、売上高(30,000百万円を予想)は2年前倒しで達成するものの、営業利益率(7.0%を予想)及びROE(8.6%を予想)では計画に対して未達となる見込みである。なお、営業利益率及びROEの未達は、現在の外部環境(好調な広告需要や寡占化の進展、需要の変化など)を好機と捉え、事業拡大を優先的に進めた結果、先行投資的な費用負担から、営業利益率の上昇が想定よりも緩やかになったことが要因である。従って、成長戦略そのものは順調に進捗しているという見方が妥当と言えよう。次期の中期経営計画において、これまでの取り組みの成果をどのように発展させ、同社の更なる成長をけん引していくのかに注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト柴田 郁夫)
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