泉州電業 Research Memo(4):デリバリー体制や商品ラインナップに強み、独立系として成長持続
[14/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(3)業界シェア、特色、強み
日本電線工業会の統計データから泉州電業<9824>の業界シェアを推計すると、電線総出荷額ベースでは4%程度と推計されるが、同社の関わる需要部門である「建設・電販部門」だけで見ると約15%になる。また、商品別で見れば、同社の収益源となる機器用・通信用電線のシェア(同社未公表のためフィスコ試算)は約14%となっている。同業はメーカー系の商社が多く、上場企業は同社のみとなっている。
業界では現状、電力ケーブル分野における価格競争が続いており、同分野を手掛けている独立系商社にとっては厳しい状況が続いている。経営体力がなく、差別化できる商材を持っていない電線商社は、大手メーカー系商社の傘下に吸収・統合されるといった流れが続いているようだ。
こうしたなかで、同社はオリジナル商品の開発で顧客との強い関係を築き上げているほか、多品種少量受注にも対応できるデリバリー体制を構築していることや、商品ラインナップにおいて中小メーカーの特殊ケーブルなども揃えることができるといったメーカー系列にはない強みを持っていることなどにより、今後も独立系商社のトップ企業として成長を続けていくことは可能と弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<FA>
(3)業界シェア、特色、強み
日本電線工業会の統計データから泉州電業<9824>の業界シェアを推計すると、電線総出荷額ベースでは4%程度と推計されるが、同社の関わる需要部門である「建設・電販部門」だけで見ると約15%になる。また、商品別で見れば、同社の収益源となる機器用・通信用電線のシェア(同社未公表のためフィスコ試算)は約14%となっている。同業はメーカー系の商社が多く、上場企業は同社のみとなっている。
業界では現状、電力ケーブル分野における価格競争が続いており、同分野を手掛けている独立系商社にとっては厳しい状況が続いている。経営体力がなく、差別化できる商材を持っていない電線商社は、大手メーカー系商社の傘下に吸収・統合されるといった流れが続いているようだ。
こうしたなかで、同社はオリジナル商品の開発で顧客との強い関係を築き上げているほか、多品種少量受注にも対応できるデリバリー体制を構築していることや、商品ラインナップにおいて中小メーカーの特殊ケーブルなども揃えることができるといったメーカー系列にはない強みを持っていることなどにより、今後も独立系商社のトップ企業として成長を続けていくことは可能と弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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