3Dマトリックス Research Memo(11):成長期待で実績PBRはバイオベンチャー7社平均を上回る
[14/07/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株価指標と株主還元策
(1)株価指標
スリー・ディー・マトリックス<7777>の現在の株価指標を同業他社との比較で見ると、実績PBRは27.78倍と、バイオベンチャー7社平均の15倍、あるいは医療機器・材料メーカーの平均1倍強を大きく上回る水準となっている。バイオベンチャーの場合は成長期待が株価に相当分含まれているためと考えられるが、特に同社は成長期待が大きくなっていると言える。
一方、今期予想PERでは22倍台と、バイオベンチャー6社中のなかで、そーせいグループ<4565>と並んで低い水準となっている。医療機器・材料メーカーが平均17倍台であるのと比較すれば成長期待が高いため割高になっているともみることができるが、一方で中期経営計画どおりに進めば2017年4月期にはEPS(1株当たり利益)274円が見込まれ、予想PERで15倍程度の水準となる。
バイオベンチャーを取り巻く市場環境としては、現政権下での成長戦略の1つとして再生医療や先進医療分野が掲げられていることから、追い風が吹いているものと考えられる。新技術や製品、社会的要請の強い製品に関しては、治験から上市までの期間を短縮するような制度改革も進んでおり、同社の開発パイプラインにおいても今後の上市に向けた動きが期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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