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注目銘柄ダイジェスト(前場):コロプラ、ディップ、ツガミなど

注目トピックス 日本株

コロプラ<3668>:2815円(前日比+135円)
大幅続伸。ワンフィンガーRPG「白猫プロジェクト」のリリース接近が思惑材料視されているもよう。もともと、6月下旬リリースが目標であったが、7月中旬目標へと変更した経緯がある。配信開始後はランキングの上昇などが株価材料とされるため、先回り買いの動きが強まる状況のようだ。

ディップ<2379>:3850円(同+435円)
急伸で年初来高値更新。先週末に発表した第1四半期決算がポジティブなインパクトにつながっている。営業利益は8.9億円で前年同期比8.2倍、会社側の上半期計画7.5億円、同2.4倍の水準を上回る状況となっている。今期業績の大幅な上振れ期待が高まる状況にもつながっているようだ。前期業績は度重なる上方修正を伴って急拡大したものの、今期もこうしたモメンタムが継続する形に。

ツガミ<6101>:559円(同+21円)
急反発。第1四半期業績観測報道が伝わっている。4-6月期営業利益は20億円前後となり、前年同期比4.8倍に急拡大したもようと報じられている。上半期計画が40億円であり、想定の範囲内ではあるが、足元の株価パフォーマンスが低調であったこともあり、見直しの動きにつながる格好へ。また、中国生産子会社のIPOに対する期待感なども高まる方向へ。

大日本住友製薬<4506>:1192円(同+46円)
大幅続伸。米国子会社が抗てんかん剤「アプティオム」の承認をカナダで取得したと発表しており、買い材料視されているようだ。また、バークレイズでは投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に格上げ、目標株価も990円から1200円に引き上げている。統合失調症治療剤ラツーダの売上予想を引き上げたこと、直近の株価下落で割高感が後退したことを背景としている。

セントラル硝子<4044>:350円(同-26円)
急落。みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。目標株価も330円に引き下げへ。第1四半期営業利益は前年同期比31%減の15億円を予想、上半期計画の43億円に対して厳しい滑り出しになるとみているようだ。全身吸入麻酔原薬「セボフルラン」がやや低調な滑り出しとなっているもようだ。第1四半期決算を受けて市場コンセンサスは切り下がっていくとの見方。

クリレスHD<3387>:3390円(同+396円)
年初来高値を更新。先週末に第1四半期決算発表、並びに、株式分割を発表している。第1四半期営業利益は12.4億円で前年同期比16%増益、上半期計画24億円、同5%増益計画に対して順調な進捗となっている。また、8月末の株主を対象に1:3の株式分割実施を発表、流動性の向上などが期待される状況に。さらに、株式分割に伴い、株主優待制度を実質拡充しており、優待利回りの高まりなども意識される状況のようだ。

ペッパー<3053>:2547円(同+258円)
買い先行。上期営業利益を1.2億円から1.6億円へ、通期の営業利益見通しを4.1億円から5.7億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。規模の拡大を図るために新規業態の更なる出店を推進したほか、既存店の売上高増大に取り組んだと。四季報予想の今期営業利益は4.5億円が見込まれており、想定以上の上振れをポジティブ材料視へ。

サイバーS<3810>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。先週末に本決算を発表し、14年5月期営業利益は前期比67.4%減の3200万円と大幅減益で着地したことが嫌気されている。海外・国内共に低調に推移し、業績向上に向けた各種施策を行ったものの大きく回復するには至らなかったと。直近では、「鬼斬」の海外展開の強化がポジティブ材料視され急伸となっており、ネガティブなインパクトが強まる格好に。なお、今期の業績計画は開示していない。

ANAP<3189>:846円(同-63円)
大幅反落。今期の営業損益見通しを損益トントンから4.8億円の赤字へと下方修正したことが嫌気されている。既存店売上高の減少、在庫圧縮に伴うセール販売の増加によって粗利率が低下したことなどが背景。4月にも今期の業績計画を下方修正しており、再度の引き下げにネガティブなインパクトが強まる格好に。なお、同時に不採算店舗の閉鎖、株主優待制度の導入を発表している。

エスケーエレク<6677>:1870円(同+100円)
大幅続伸。シャープ<6753>が、三重県の液晶パネル工場の設備を米アップルから買収する交渉に入ったと報じられたことが材料視されているようだ。アップルが導入資金を負担した亀山第1工場の設備で、現在は「iPhone」用の中小型パネルを量産している設備。同社はシャープの設備投資動向の影響を受けやすいとみられており、恩恵に期待感が先行へ。

ハーモニック<6324>:3890円(同+70円)
買い優勢。第1四半期の受注高・売上高実績を発表し、受注高は前年同月比34.7%増の62.6億円、売上高は同26.5%増の55.8億円となり、堅調な内容となったことが好感されている。エレクトロニクス産業における自動化・省力化投資が旺盛であったことを背景に、産業用ロボット向けが好調に推移したもようで、ロボット関連としてあらためて関心が高まる格好にも。



<KO>

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