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スター・マイカ Research Memo(1):足元の業績は堅調、積極的な拡大戦略で先行きにも明るさ

注目トピックス 日本株
スター・マイカ<3230>は中古マンション事業を主力とする。主に1都3県のファミリータイプの賃貸中の中古マンションを買い取り、賃料収入を得ると同時に、賃借人の退室後はリノベーション(間取りや内装を含め、機能的にもデザイン的にも室内全体を一新する工事)を施した上で、一般消費者に売却する事業モデルとなっている。

販売においては、独自のアフター保証も付けた上で、平均2,000万円台後半の手頃な価格帯で中古マンションを提供している。中古マンションを単に新しくするだけでなく、現在の消費者が求める付加価値を乗せ、さらにこれを手の届きやすい価格で供給することで、日本の住宅感を変えているという点が同社の特長であり魅力と言える。

足元の業績は好調で、2014年11月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の6,333百万円、営業利益が同16.7%増の1,030百万円、経常利益が同23.1%増の741百万円、四半期純利益が同29.3%増の444百万円だった。新築価格の高騰を受けて消費増税後も中古マンションへの注目度は高く、堅調な業績を確保した。

2014年11月期の通期業績は、売上高が前期比5.2%増の14,251百万円、営業利益が同8.2%増の1,951百万円、経常利益が同8.1%増の1,330百万円、当期純利益が同7.8%増の802百万円を見込んでいる。今後も積極的な投資を行う計画で、同期以降の展望も明るそうだ。

また、同期の予想配当は年間16.0円、予想配当性向は17.9%となる。同社では、まずは配当性向を20%とし、将来的には30%まで引き上げる方針。さらに、株主優待制度を年2回に拡充するなど、株主還元にも積極的な姿勢を示している。


★Check Point

・消費増税後も中古マンション事業は堅調に推移
・良好な業界環境の中で通期業績計画は達成の公算大
・株主還元にも積極的、配当性向は中長期的に30%まで引き上げへ


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)



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