CDG Research Memo(4):直接売上増につながる販促プロモーションの企画力に強み
[14/07/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■会社概要
(3)市場規模と競合について
CDG<2487>が主力とする販促用グッズの国内市場規模は年間で3,000〜5,000億円規模とみられており、同社の市場シェアは2〜3%程度になる。また、マスメディアやコンテンツまで含めたSP市場の規模は10兆円規模となり、これらが同社の事業領域として位置付けられる。こうした企業の販促活動にかかる予算は、収益動向に影響を受けやすいため、企業業績が好調なときは、販促費も積極的に投下される傾向にあると言える。
販促用グッズ市場における競合企業としては、大手広告代理店や印刷会社、百貨店の外商部門のほか数多くの企業があり、競争が激しい業界となっている。同社では販促プロモーションの企画・運営能力や、販促用グッズの調達、生産管理能力だけでなく、POPやデジタルプロモーションも含めた総合的な提案を行えることを強みとしており、他社との差別化要因としている。なお、大手広告代理店においても同様のリソースはあるが、マスメディアを活用した提案に偏りがちで、実際の販売現場において直接的な売上増効果につながる販促プロモーションの企画力に関しては、同社が強みを発揮する分野となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>