注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、トヨタ、ミクシィなど
[14/08/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソフトバンク<9984>:6963円(前日比-262円)
売り優勢、5月23日以来の7000円割れとなっている。傘下のスプリントがTモバイルの買収協議を打ち切ったと報じられている。資金面などでの意見の相違から、交渉は行き詰っていたとされている。もともと当局の承認の可能性は低いと見る向きも多かったが、経営戦略の転換が迫られるとの見方から、短期的には今後の不透明感の強まりを警戒する動きが先行へ。
トヨタ<7203>:6002円(同-40円)
伸び悩む展開。同社は前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は6927億円で前年同期比4.4%増、市場コンセンサスを500億円強上回る水準での着地となった。国内販売の伸び悩みを欧米販売の好調がカバーする格好に。ただ、日産<7201>やホンダ<7267>などもコンセンサスを上回る決算を発表しており、サプライズは限定的にもなっている。本日は外部環境の悪化に押される展開へ。
クボタ<6326>:1421円(同+129.5円)
急伸。同社は前日に決算を発表、第1四半期営業利益は524億円で前年同期比11%増益となった。市場コンセンサスは420億円程度であったため、大幅に上振れる着地となっている。足元では投資判断格下げの動きなどもあったため、一段と警戒感は強まる状況でもあった。予想外の好決算を受けて、見直しの動きが一気に強まる格好になっている。なお、欧米におけるトラクタや建設機械の好調が全体をけん引、国内の低迷をカバーする状況となったようだ。
大平洋金属<5541>:418円(同-80円)
急落でストップ安。前日に発表した予想外の業績下方修正がネガティブサプライズとなっている。上半期営業損益は0.9億円の黒字から13.8億円の赤字に下方修正、通期でも17.1億円の黒字から14.4億円の赤字に下方修正している。原材料となるニッケル鉱石の調達において、インドネシア鉱石禁輸に伴い、ニッケル鉱石購入価格が従来よりも上昇しており、損益に影響が及んでいるようだ。年間配当金も前回予想の3円から無配に引き下げへ。みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。
サニックス<4651>:ストップ安売り気配
ストップ安売り気配。前日に発表した業績下方修正がネガティブサプライズに。上半期営業損益は36億円の黒字から一転して、12.5億円の赤字に下方修正している。電力会社における接続検討の期間の長期化に伴い、見込んでいた施工件数が下振れしているもよう。中期計画数値なども含めて業績急成長期待が高かったほか、月次を公表していた3月までの数値は急拡大傾向が続いていたため、予想外の赤字決算に失望売りが膨らむ格好へ。
大成建設<1801>:575円(同+12円)
しっかり。前日は市場予想を下回る第1四半期決算発表後に下落したが、株価下落は過剰反応との見方から本日はリバウンドの展開に。為替の影響で海外事業が悪化したこと、子会社の不動産会社での販売戸数の減少や賃貸ビル売却の反動減があったことなどが減益決算の背景、主力の国内建設事業は土木、建築ともに堅調に推移。全般的には会社計画線上での推移のもよう。みずほ証券では、会社計画は上回る可能性が高いと指摘。
フィックスター<3687>:5450円(同-740円)
売り先行。前日に第3四半期決算を発表し、13年10月-14年6月期営業利益は3.5億円で着地した。通期計画である4.1億円に対しては順調な進捗となったものの、4-6月期は7900万円と伸び悩んだことがネガティブ材料視される格好に。なお、主力のソフトウェア・サービス事業では、医療・検査機器向けの組み込みソフトウェア開発の分野で引き続き営業を伸ばしているほか、車載分野の画像処理等のソフトウェア開発プロジェクトも拡大しつつあると。
メディアGL<6659>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。上期営業利益見通しを1.7億円から4.2億円へと、大幅に上方修正したことが好感されている。海外向け伝送装置の販売が一部前倒しされたほか、販売費と一般管理費の一部執行が遅れることになったと。なお、今回修正の背景は売上高と経費の発生タイミングのずれによるものであるため、通期計画については従来予想を据え置いている。
DMP<3652>:1946円(同+600円)
ストップ高。7月末に、GPUとして世界最小サイズのUI Drawing Engine IPコア「製品名:ant」を開発したと発表したことが材料視されている。現在主要なスマホに搭載されているGPUと比較した場合、面積比で20分の1を実現しながら、今後ウエラブル機器等で求められる高度なGPUグラフィックス機能を搭載しているもようで、ウエラブル端末関連として物色が続いている。
マイクロニクス<6871>:7370円(同+480円)
買い先行。13年10月-14年6月期営業利益は、前年同期比4倍強の23億円程度になったようだと報じられたことが材料視されている。スマホの需要拡大を背景に、半導体メーカーの生産が活発化したことが追い風となり、半導体メモリーの検査に用いる「プローブカード」の受注が好調だったと。市場予想では20億円程度が見込まれており、想定以上の好内容と評価されている。
ミクシィ<2121>:5040円(同-210円)
大幅続落。前日は、東証が信用取引に関する臨時措置を発表したことが嫌気され急落となった。本日は買い先行でスタートしたものの、直近の大幅下落による需給悪化懸念が意識され、あらためて換金売りが膨らむ格好に。また、同社に連れ安する形でサイバーダイン<7779>も利益確定売り優勢となっている。
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