セプテーニ・ホールディングス<4293>ソーシャル事業の成長継続、高ROEも材料視
[14/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月25日放送において、セプテーニ・ホールディングス<4293>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
インターネット広告業界の大手の一角を占める。大企業から中小企業まで幅広い顧客層を持ち、インターネット広告をフルラインアップで提供するネットマーケティング事業を主力事業とする。
■足元の業績
2014年9月期第3四半期(13年10月-14年6月期)決算は、売上高が前年同期比18.7%増の403.60億円、営業利益は同55.8%増の17.03億円、経常利益は同45.5%増の17.79億円、四半期純利益は同30.5%増の11.87億円だった。売上高、各利益ともに、第2四半期決算時に発表した計画数値を上回る着地となっている。
主力のネットマーケティング事業の着実な成長が業績をけん引、売上高は前年同期比23.1%増、営業利益は同41.5%増となった。なかでも、スマホ広告の売上が伸長しており、4-6月期の売上高は同2.1倍に拡大、四半期ベースでは初めて同事業の中での売上構成比が50%を突破している。
通期業績計画は、売上高が541.60億円で前期比17.8%増、営業利益が22.53億円で同41.4%増、経常利益が23.29億円で同32.9%増、当期純利益が15.17億円で同25.7%増となっている。また、期末配当金は9.00円と発表、株式分割を考慮すると、実質前期比2.00円の増配となる。
■ソーシャル事業の成長継続
2014年9月期からの中期経営方針のコンセプトは「利益倍増」。高収益事業の構成比を上げ、広告に次ぐ事業の柱をつくることを目指している。既存事業、新規事業問わず、事業のミックスをより高収益なものに変えていく考え。そのための注力分野を「モバイル」「ソーシャル」「グローバル」の3つに定めている。「モバイル」「ソーシャル」については前回の中期経営計画と同様だが、「グローバル」についても経営資源を投下して注力し、海外事業をしっかりと事業の柱に据えていく考え。
7月には韓国のネット広告企業を子会社化することで、韓国のネット広告企業JNJを子会社化することで合意しており、アジア・太平洋地域におけるフェイスブック関連サービスの競争力強化が見込まれる。フェイスブック関連、LINE関連を中心に、ソーシャル事業の成長継続。
■中核事業に経営資源集中
また、最近では子会社でダイレクトメール発送代行事業などを手掛けるセプテーニ・ダイレクトマーケティングの全株式を、国内最大手の地図情報会社であるゼンリン<9474>に譲渡し、中核事業であるネットマーケティング事業及びメディアコンテンツ事業に経営資源を集中し、これらの事業への投資を積極化させている。
■株価動向
第3四半期決算と増配が好感され、8月4日には1430円まで上昇。その後は1300円辺りが上値抵抗となる形での調整が続いていたが、ここにきてリバウンドをみせている。25日線をクリアしたほか、一目均衡表では雲下限での攻防からこれを突破し、雲上限を上放れてきている。遅行スパンの上方転換シグナル発生も近づいてきており、リバウンド基調が強まる展開が期待される。また、高ROE銘柄としても注目される。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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■事業概要
インターネット広告業界の大手の一角を占める。大企業から中小企業まで幅広い顧客層を持ち、インターネット広告をフルラインアップで提供するネットマーケティング事業を主力事業とする。
■足元の業績
2014年9月期第3四半期(13年10月-14年6月期)決算は、売上高が前年同期比18.7%増の403.60億円、営業利益は同55.8%増の17.03億円、経常利益は同45.5%増の17.79億円、四半期純利益は同30.5%増の11.87億円だった。売上高、各利益ともに、第2四半期決算時に発表した計画数値を上回る着地となっている。
主力のネットマーケティング事業の着実な成長が業績をけん引、売上高は前年同期比23.1%増、営業利益は同41.5%増となった。なかでも、スマホ広告の売上が伸長しており、4-6月期の売上高は同2.1倍に拡大、四半期ベースでは初めて同事業の中での売上構成比が50%を突破している。
通期業績計画は、売上高が541.60億円で前期比17.8%増、営業利益が22.53億円で同41.4%増、経常利益が23.29億円で同32.9%増、当期純利益が15.17億円で同25.7%増となっている。また、期末配当金は9.00円と発表、株式分割を考慮すると、実質前期比2.00円の増配となる。
■ソーシャル事業の成長継続
2014年9月期からの中期経営方針のコンセプトは「利益倍増」。高収益事業の構成比を上げ、広告に次ぐ事業の柱をつくることを目指している。既存事業、新規事業問わず、事業のミックスをより高収益なものに変えていく考え。そのための注力分野を「モバイル」「ソーシャル」「グローバル」の3つに定めている。「モバイル」「ソーシャル」については前回の中期経営計画と同様だが、「グローバル」についても経営資源を投下して注力し、海外事業をしっかりと事業の柱に据えていく考え。
7月には韓国のネット広告企業を子会社化することで、韓国のネット広告企業JNJを子会社化することで合意しており、アジア・太平洋地域におけるフェイスブック関連サービスの競争力強化が見込まれる。フェイスブック関連、LINE関連を中心に、ソーシャル事業の成長継続。
■中核事業に経営資源集中
また、最近では子会社でダイレクトメール発送代行事業などを手掛けるセプテーニ・ダイレクトマーケティングの全株式を、国内最大手の地図情報会社であるゼンリン<9474>に譲渡し、中核事業であるネットマーケティング事業及びメディアコンテンツ事業に経営資源を集中し、これらの事業への投資を積極化させている。
■株価動向
第3四半期決算と増配が好感され、8月4日には1430円まで上昇。その後は1300円辺りが上値抵抗となる形での調整が続いていたが、ここにきてリバウンドをみせている。25日線をクリアしたほか、一目均衡表では雲下限での攻防からこれを突破し、雲上限を上放れてきている。遅行スパンの上方転換シグナル発生も近づいてきており、リバウンド基調が強まる展開が期待される。また、高ROE銘柄としても注目される。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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