ナガイレーベン Research Memo(5):財務状況は引き続き安定、手元ネット・キャッシュも潤沢
[14/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1)2014年8月期の業績概要
●財務状況
財務状況は引き続き安定している。ナガイレーベン<7447>の2014年8月期末の資産合計は39,150百万円となり、2013年8月期末に比べ2,095百万円増加した。流動資産は29,589百万円となり3,342百万円増加。主な要因は現金及び預金の増加1,598百万円及び有価証券の増加1,300百万円。固定資産は9,560百万円となり、1,246百万円減少した。有価証券が増加し固定資産が減少したのは、投資その他資産として保有していた投資有価証券の一部を売却して短期有価証券へ切り替えたことによる。
負債合計は4,468百万円となり、2013年8月期末に比べ502百万円増加した。主な要因は、支払手形及び買掛金の増加131百万円など。純資産合計は34,681百万円となり、2013年8月期末に比べ1,593百万円増加した。主な要因は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加1,682百万円など。この結果、自己資本比率は88.6%となり前期末の89.3%からやや低下した。
●キャッシュ・フローの状況
2014年8月期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,271百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,518百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが1,539百万円の支出であった。この結果、期間中の現金及び現金同等物は3,298百万円の増加となり、期末の現金及び現金同等物の残高は8,671百万円となった。有利子負債が皆無であることに加え、自己株式を3,402百万円(3,989,462株)保有していることから手元ネット・キャッシュは依然として潤沢である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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