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三機工業<1961>は10日、2015年3月期第2四半期（14年4-9月期）決算を発表。売上高は前年同期比12.7%増の755.07億円、営業損益は同1.65億円悪化の27.05億円の赤字、経常損益は同2.04億円悪化の23.25億円の赤字、四半期純損益は同0.39億円悪化の13.27億円の赤字だった。

主力の建築設備事業において、労務費の上昇や資機材価格の高騰などによって一部不採算工事が発生、第3四半期以降の損失見積額を工事損失引当金に計上したことが前年同期比収益悪化の主因となる。機械システム事業や環境システム事業の赤字幅はそれぞれ縮小している。

通期計画は据え置きとしており、売上高が1,800.00億円で前期比5.0%増、営業利益が32.00億円で同13.6%増、経常利益が35.00億円で同11.3%増、当期純利益が22.00億円で同24.8%増を予想している。もともと上半期は不需要期であり、収益水準は低くなっている。受注残の順調な消化、第2四半期での損失前倒し計上などから、通期では増益転換の見込み。

三機工業は空調、衛生、電気、情報通信、オフィス移転等の建築設備事業、搬送システム、コンベヤ等の機械システム事業、上・下水処理施設、ごみ焼却施設等の環境システム事業など、社会インフラにかかわる幅広い領域で事業を展開している。



＜TM＞