3Dマトリックス Research Memo(15):株価は安値圏、上市に向けた進捗動向が焦点
[15/01/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株価指標と株主還元策
(1)株価指標
スリー・ディー・マトリックス<7777>の現在の株価指標を同業他社との比較で見ると、実績PBR(株価純資産倍率)に関しては6.03倍とバイオベンチャー7社のなかではほぼ中間の水準に位置しており、医療機器・材料メーカーの平均1倍強に対しては、大きく上回る水準となっている。バイオベンチャーの場合は、創業から間もないため内部留保が十分ではないことに加えて、成長期待が株価に相当分含まれているためと考えられる。
一方、2015年4月期の予想PER(株価収益率)では12倍強の水準となり、期間損益で黒字を見込んでいるバイオベンチャーのなかでは、最も低い水準となっている。また、医療機器・材料メーカーの平均21倍と比較しても下回る水準にある。株価水準も年初来の安値水準で推移しているが、止血材に関する重要イベントの進捗がなかったことで、業績見通しに関する不透明感が強まっていることが要因と考えられる。このため当面は、止血材や歯槽骨再建材などの上市に向けた進捗動向に焦点が当たる格好になるとみられ、上市に向けた進捗が発表されれば、今後の成長性を再び株価に織り込む段階に入るものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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