ミロク情報サービス Research Memo(9):顧客基盤を活用した新たな収益事業の創出に注力
[15/01/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■第3次中期経営計画
(1)中小企業の事業承継、事業再生支援サービスへの参入
「新規事業による新たな収益基盤の確立」において、ミロク情報サービス<9928>は新たに中小企業の事業承継・事業再生支援サービスへの参入を決定し、2014年9月に100%子会社となる「MJS M&Aパートナーズ」を設立。2015年初旬から事業活動を開始する。従来より会計事務所の事業承継を支援するサービスを行っていたが、この実績・ノウハウを中小企業の事業承継や事業再生支援サービスに活かし、中小企業の立場に立ったアドバイザリーサービスを展開していく。このため、基本的にはM&A交渉ではセルサイド側に立ち、バイサイドとなる金融機関やM&A事業者との条件交渉を行い契約に結び付けていく、日本最大のセルサイドプラットフォーム会社になることを目標としている。
事業スキームとしては、業務提携契約を結んだ会計事務所から、事業承継や事業売却などのニーズがある顧問先企業の紹介を受け、当該企業とアドバイザリー契約を結んだ後に、バイサイド側の企業と交渉を進める格好となる。同社の顧客である会計事務所数は約8,400あり、顧問先となる中小企業は約50万社に上る。このうち2割が対象となったとしても約10万社となり、潜在的な成長ポテンシャルは大きいと言えよう。
当初は従業員5名程度からスタートするが、本社の500名近い営業・サポート要員と連携を図る予定である。このため、子会社の社長と取締役は本社の営業本部長及び副本部長が兼務する体制とした。また、社外取締役として前中小企業庁長官の鈴木氏を迎え入れている。同氏の持つ豊富な知見やネットワークも事業拡大に向けた後押しになるものと期待される。当面の売上高目標としては2017年3月期で1,000百万円を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<FA>
(1)中小企業の事業承継、事業再生支援サービスへの参入
「新規事業による新たな収益基盤の確立」において、ミロク情報サービス<9928>は新たに中小企業の事業承継・事業再生支援サービスへの参入を決定し、2014年9月に100%子会社となる「MJS M&Aパートナーズ」を設立。2015年初旬から事業活動を開始する。従来より会計事務所の事業承継を支援するサービスを行っていたが、この実績・ノウハウを中小企業の事業承継や事業再生支援サービスに活かし、中小企業の立場に立ったアドバイザリーサービスを展開していく。このため、基本的にはM&A交渉ではセルサイド側に立ち、バイサイドとなる金融機関やM&A事業者との条件交渉を行い契約に結び付けていく、日本最大のセルサイドプラットフォーム会社になることを目標としている。
事業スキームとしては、業務提携契約を結んだ会計事務所から、事業承継や事業売却などのニーズがある顧問先企業の紹介を受け、当該企業とアドバイザリー契約を結んだ後に、バイサイド側の企業と交渉を進める格好となる。同社の顧客である会計事務所数は約8,400あり、顧問先となる中小企業は約50万社に上る。このうち2割が対象となったとしても約10万社となり、潜在的な成長ポテンシャルは大きいと言えよう。
当初は従業員5名程度からスタートするが、本社の500名近い営業・サポート要員と連携を図る予定である。このため、子会社の社長と取締役は本社の営業本部長及び副本部長が兼務する体制とした。また、社外取締役として前中小企業庁長官の鈴木氏を迎え入れている。同氏の持つ豊富な知見やネットワークも事業拡大に向けた後押しになるものと期待される。当面の売上高目標としては2017年3月期で1,000百万円を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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