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注目銘柄ダイジェスト(前場):ブリヂストン、日揮、日本通信など

注目トピックス 日本株

ブリヂストン<5108>:4459円(前日比+233.5円)
大幅反発。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を4650円から5900円にまで引き上げへ。円安、天然ゴム安に原油安を加えた“3 安”効果の寄与によって今12月期は大幅増益を予想、本決算発表の接近で再度注目すべきタイミングと考えているようだ。15年12月期営業利益は従来予想の5300億円から5750億円にまで上方修正。

日揮<1963>:2416円(同+130.5円)
大幅反発。原油市況の下落がネガティブ視され、足元まで売り込まれてきた銘柄であるが、前日の原油市況上昇を受け、本日はリバウンドを目指す動きとなっている。同様に千代田化工建設<6366>なども強い動き。昨日のNY原油市況は5%超の大幅上昇、米原油在庫の増加に加えて、オプションの満期に伴ったテクニカル要因との見方なども強いようだ。

商船三井<9104>:382円(同+9円)
買い先行。原油市況の上昇やバルチック指数の下落など、本日の物色環境は逆風となっているが、UBSで投資判断を格上げしており、評価材料と捉えられている。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も370円から450円に引き上げている。株価の相対的な出遅れ感が強い中、円安、燃料安、合理化効果で来期の収支急回復の可能性が高いこと、バリュエーション面での割安感などを格上げの要因としている。

OLC<4661>:29640円(同-275円)
もみ合い。第3四半期累計営業利益は、前年同期比約1割減の900億円強になったもようとの観測報道が伝わっている。減益ではあるが、開業30周年イベントの開催で高水準となった前年に続き、過去2番目の高水準となっているもよう。1月からのイベント開催効果なども期待されているが、観測数値はほぼ市場コンセンサス通りでインパクトは限定的、短期的な材料出尽くし感とも受け止められる格好に。

TSI HD<3608>:616円(同-78円)
急落で下落率トップ。前日に第3四半期の決算を発表、通期予想は大幅に下方修正しており、ネガティブなインパクトにつながる格好のようだ。第3四半期累計営業利益は20.9億円、前年同期比で21.7億円の収益改善となっている。ただ、通期予想は従来の25億円から5億円にまで下方修正、足元の売上不調や閉鎖ブランドの値引きなどが背景のもよう。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、ネガティブな発表に対し、株主還元策も同時に発表するなど市場を意識した姿勢が感じられない点も残念と。

ウエストHD<1407>:966円(同-32円)
4日続落。第1四半期(14年9-11月)決算と上期業績予想の下方修正を発表。第1四半期の営業利益は前年同期比75.7%減の2.95億円、四半期純損益は0.60億円の赤字(前年同期は6.00億円の黒字)で着地した。再生可能エネルギー発電設備の接続申込みに対し電力各社が回答を保留したことなどから、太陽光発電システムのプロジェクトの一部に遅延が生じた。上期予想については、営業利益を従来の36.08億円から33.12億円に引き下げた。

ファンドクリG<3266>:159円(同+50円)
ストップ高。大和証券と富裕層向けビジネスにおける連携に係る覚書を締結することを決議したと発表しており、買い材料視されている。連携の内容としては、同社が開発・組成する富裕層向けファンド等を大和証券の顧客へ販売・紹介することや、両社の事業展開について互いのノウハウやネットワーク等を提供しあうことを挙げている。

日本通信<9424>:506円(同+14円)
反発。外部からの不正アクセス対策機能を搭載した企業向けスマートフォンを2-3月にも投入すると一部専門紙が報じている。米子会社の技術を活用し、侵入防止システムを持たせたスマートフォンを製品化する。不正アクセスによる外部への情報漏えいを防げるほか、不正アクセスを受けているかどうかも把握できるため、こうしたデータを顧客企業に提供することも検討していくという。



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