SDエンター Research Memo(3):コスト削減効果は1億円、合理化から成長拡大戦略の実行へ転換
[15/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■会社概要
(2)成長ロードマップ
SDエンターテイメント<4650>は2014年1月に健康コーポレーション・グループの傘下に入って以来、2つのフェーズを経て成長企業に変貌するロードマップを作成した。
第1段階にあたる「フェーズ1」は、不採算店舗閉鎖やコスト削減、ブランド変更、顧客リピート率の向上を中核のテーマに据えている。これらの施策はグループ入り直後から順次実行に移され、例えばカフェやゲーム施設のなかで不採算店舗の閉鎖が進められたほか、既存店の賃料見直しなどが行われた。結果として実現されたコスト削減効果は約100百万円に達した模様だ。また、複合施設ビル名「スガノディノス」をはじめ、各業態において「SDフィットネス」「ディノスカフェ」「ディノスパーク」等、現社名に沿ったブランドへの変更作業が実行され、2015年3月期の第2四半期までに、一部を除きほぼ完了した。リピート率向上は終わりのないテーマであり、今も現在進行形で注力している。例えば、ボウリング事業では定期的に様々な集客イベントを開催して、リピート集客に努めている。
2015年3月期の第2四半期中には、「フェーズ2」に移行している。フェーズ2における大きなテーマは「シナジーの実現」だ。すなわち、同社と他のグループ企業とのシナジーであり、その具体的なアクションとして、新しい価値観の創出、顧客共有、IT技術の活用、フィットネス事業とRIZAPとによる顧客共有・集客強化などが打ち出されている。シナジーの追及策はこれらに限定されるものではなく、今後も新しいアイデア・施策が出てくることが期待されている。同社では、「フェーズ2」に掲げられた施策を主たるエンジンとして、2016年3月期の売上高・営業利益を、それぞれ前期比1.5倍に成長させることを社内の挑戦目標に掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>









SEO関連




