健康CP Research Memo(8):2Qは収益倍増で営業利益上振れたが、通期は計画を据え置く
[15/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
健康コーポレーション<2928>の2015年3月期の第2四半期累計決算は、売上高18,411百万円(前年同期比101.0%増)、営業利益78百万円(前年同期は670百万円の営業損失)、経常損失15百万円(同394百万円の経常損失)、四半期純利益221百万円(前年同期比84.8%減)となった。計画対比では、売上高で889百万円、営業利益で653百万円、それぞれ上振れとなった。上振れの主因はRIZAPの好調によるものだ。
収益の中核である「美容・健康関連」事業では、RIZAPが前述のように勢いが持続しているほか健康食品の通信販売事業も好調が続いている。また、2015年3月期の第2四半期決算の目立った変化として、アパレル事業が第2四半期に黒字転換したことが挙げられる。これはマタニティウエアを手掛ける子会社のエンジェリーベが黒字化し、主要なアパレル関連子会社が全社黒字化したためだ。黒字化の背景にはマタニティカタログを廃止してネット通販に切り替えたことがある。
2015年3月通期の業績について、同社は期初予想を変えていない。上期の上振れた利益を原資に広告宣伝費の投入を積極化させる可能性など、多様な選択肢を手元に残しておくためとみられる。いずれにしても期初予想を下回る可能性は極めて小さくなってきたと言えよう。
2016年3月期の業績についてもRIZAPの業績成長の影響が大きくなると予想される。RIZAP事業は2015年3月通期には約10,000百万円の売上高規模になると想定される。前述のように新規出店を加速させる一方で新規会員の獲得が現状のペースで推移すれば、2016年3月期は平均月商が1,300百万円〜1,500百万円に成長する可能性は十分にあると弊社ではみている。すなわち、年商20,000百万円という値が、月商の年度換算ベースでは2016年3月期中に実現される可能性が高いということだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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健康コーポレーション<2928>の2015年3月期の第2四半期累計決算は、売上高18,411百万円(前年同期比101.0%増)、営業利益78百万円(前年同期は670百万円の営業損失)、経常損失15百万円(同394百万円の経常損失)、四半期純利益221百万円(前年同期比84.8%減)となった。計画対比では、売上高で889百万円、営業利益で653百万円、それぞれ上振れとなった。上振れの主因はRIZAPの好調によるものだ。
収益の中核である「美容・健康関連」事業では、RIZAPが前述のように勢いが持続しているほか健康食品の通信販売事業も好調が続いている。また、2015年3月期の第2四半期決算の目立った変化として、アパレル事業が第2四半期に黒字転換したことが挙げられる。これはマタニティウエアを手掛ける子会社のエンジェリーベが黒字化し、主要なアパレル関連子会社が全社黒字化したためだ。黒字化の背景にはマタニティカタログを廃止してネット通販に切り替えたことがある。
2015年3月通期の業績について、同社は期初予想を変えていない。上期の上振れた利益を原資に広告宣伝費の投入を積極化させる可能性など、多様な選択肢を手元に残しておくためとみられる。いずれにしても期初予想を下回る可能性は極めて小さくなってきたと言えよう。
2016年3月期の業績についてもRIZAPの業績成長の影響が大きくなると予想される。RIZAP事業は2015年3月通期には約10,000百万円の売上高規模になると想定される。前述のように新規出店を加速させる一方で新規会員の獲得が現状のペースで推移すれば、2016年3月期は平均月商が1,300百万円〜1,500百万円に成長する可能性は十分にあると弊社ではみている。すなわち、年商20,000百万円という値が、月商の年度換算ベースでは2016年3月期中に実現される可能性が高いということだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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