システム ディ Research Memo(3):私立学園向けとウェルネスが主力事業、公共向けへも注力
[15/02/12]
提供元:株式会社フィスコ
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■会社概要
(2)事業概要
システムディ<3804>の事業は現状6部門で構成されている。需要先の属性によって主として民間分野や私立学校を対象としたものが「学園ソリューション事業」「ウェルネスソリューション事業」「ソフトエンジニアリング事業」及び「薬局ソリューション事業」の4事業部門である。これらはまとめて「先行事業」と表現している。一方、公共分野を対象とするのが「公教育ソリューション事業」と「公会計ソリューション事業」の2事業部門だ。これら2事業は、先行事業との対比で「新規事業」と呼ばれている。
6つの事業部門の部門別売上高構成比は、現在ではディスクローズされていない。そこで、過去の業績推移から推定して、2014年10月期は、学園ソリューション事業が全体の約60%、ウェルネスソリューション事業が約20%、残りの約20%を他の4事業部門が占めるという構図であると弊社ではみている。注目の新規2事業部門の占める割合は合わせて12〜13%程度とみられる。
利益貢献の点では、売上同様、学園ソリューション事業とウェルネスソリューション事業が利益源となっており、その他の先行事業も黒字が定着しているものとみられる。2014年10月期は先行4事業全体の営業利益は442百万円に達した。反対に、新規2事業は損益レベルに達しておらず、黒字定着には至っていない。2013年10月期は新規事業の営業利益は8百万円であったが2014年10月期には45百万円の営業損失に落ち込んだ。なお上記の事業部門別営業利益は、いずれも本部費用控除前の数字である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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